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設計、施工、監理を担当
定年後のライフプランを考えたとき、新たに物件を購入するよりも、ご実家をリノベーションしたほうが経済的で自分らしい暮らしができると思い、数社のリノベーション相談会に足を運んだT様。
「インテリックス空間設計では、初回から現況図を元に担当の方と会話がはずみ、ラフプランと見積りが具体的な内容だったんです」
玄関を開けるとまず目に入るのが、廊下の書棚にずらりと並ぶ写真集や画集。他にもコレクションするアイテムが多いことから、書棚やウォークインクローゼットをはじめ、収納スペースの確保は絶対条件だった。書斎にも書棚を充実させ、こちらにも蔵書が並ぶ。
「大きな収納を確保しつつ、リビングやキッチンにデットスペースを見つけてはニッチも設けました。小さなスペースではありますが、コレクションを飾るなど重宝しています」
リノベーションをしようと考え始めたときから気になっていたのがインナーサッシ。相談会で担当者が詳しく説明をしてくれたのもよかったとか。
「念願だったインナーサッシを設置したおかげで、隣家の建設工事音や近くの公園で遊ぶ子供たちの声も気にならないほど静かに過ごせています。これからリノベーションする方にはぜひお勧めです」
リビングは広々と開放的に。天井も塗装の躯体現しにして高く仕上げた。
当初、寝室となるスペースにはL字の引き戸をつけて、普段は扉を開けておこうと考えていたとか。
「リビングをできるだけ広く使いたいことと、コストを検討した結果、引き戸ではなくカーテンで仕切ることにしました。遮光性があるので閉めると個室感もしっかりとあって、とても気に入っています」
カーテンは気軽に変えることができ、そうすると部屋の雰囲気が変わるのもお気に入りポイントだとか。
木パネル貼りの壁がニュアンスのある照明に照らされて、ラグジュアリーなホテルを思わせる心地よいベッドルームとなっている。
都内で働いている今は、平日は都内の賃貸マンションで暮らして、週末になると郊外にあるこちらのお部屋でゆったりとした時間を過ごしながら、二拠点生活を楽しまれている。
「収納はもちろん、スイッチの位置まで思う通りに作った家なので、住んでみての快適さが全然違います。
定年までは週末を過ごす程度と考えていましたが、当初イメージしていたよりもこちらで過ごす時間が長くなってしまっているんですよ」と笑った。
LDKの一角に寝室を設け、カーテンで仕切ることができる。広く空間を使いつつ、カーテンを閉めるとしっかりとした個室となる。別に収納スペースや棚をしっかり確保してあるのでスッキリが保てる
コンロ側の壁をタイルで仕上げたことでナチュラルな陰影が見えて、上質な空間に。ニッチには調理道具を掛けたり、スパイスなどが置けて実用的かつポイントに
窓があって明るいキッチン。L字の背面カウンターの上にはオープンの食器棚を設けた。ホワイト系とブラック系でまとめた空間にカラフルな食器がおしゃれ。
カーテンを開けたままでも雰囲気があったが、閉めて照明を点けると、印象がやわらかい木パネル貼りに光が当たり、とても心地良い空間の演出となっている。
カーテンを閉めると、個室のような寝室スペース。LDKとの間仕切り効果がしっかりと感じられた。
お気に入りのアートや写真集を収納する本棚を設けた書斎。定年後はゆったりとくつろぎながらコレクションを眺められる趣味ルームとして使える。
アートな洋書や写真集がならぶコレクションルームも兼ねた廊下。可動棚にしたので、本のサイズや飾るものに合わせて調整でき、入れ替えも楽しそう。
正面の奥は、窓のある玄関土間につながる。天井部分を抜いて、空気がこもらないように。将来、完全に引っ越ししたときを考えて十分な広さをとっている。
メーカーのショールームで、洗面台と一緒に大きな鏡が展示されていたのを気に入り、そのまま採用したそう。トイレとは違う色の暖かみのあるモザイクタイル。
好みの事例を集めていく中で、水回りにはそれぞれイメージするタイルを使った。清潔感のあるブルーのモザイクタイルを見た建築士が間接照明を勧めてくれたそう。