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設計、施工、監理を担当
愛くるしいモルモットとチンチラに魅了され、リビングにペットゲージがだんだんと増えていったという。悩みは一緒に過ごす室温の差。住み替えをするしかないかもと考えたそうだが、間取りを変えて住み続けられないかと、リノベーション会社数社の相談会に足を運ばれたという。
「ペットのためにリビングダイニングのエアコン2台を常につけていましたが、彼らが快適な室温は20℃くらい。人が過ごすには肌寒いし、何より電気代が大変で…。ペットのための小部屋が必要と感じたのがリノベーションのきっかけでした」
長い廊下の一部をペットスペースにしたのは建築士のアイディア。生活空間を圧迫せず、スペースを有効活用できる提案には驚いたそうだ。
ペットスペースはエアコンと空気清浄機が稼働しているが、ガラス戸の仕切りがあるので、いつでも愛らしい様子をリビングダイニングや玄関側から伺うことができる。
そして毎日の手入れが必要な空気清浄機は、隣接する洋室側に扉があるので、ゲージを動かさずにスムーズに手入れできるそう。リビングで遊ばせていた時はコードをかじってしまうのが心配だったが、電源コードなどをペットから隠せるようになったので、安心して自由に遊ばせることができるという。
大きな間取り変更はしていないが、以前はリビングとキッチンに間仕切り壁があったので、ダイニングキッチンへの視界も日差しも遮られていたとか。
今回、この間仕切り壁を取って、少し広げた奥の洋室には室内窓とガラスの扉を設置。リビングまでのまっすぐの抜け感ができて、部屋の広さが変わったと感じるそう。
「立地もマンションの設備も気に入っていましたが、間取りだけがずっと悩みでした。思い切ってリノベーションをすることで引っ越さずに快適な家を実現できました」と満足そう。希望がすべて叶い、住みやすくなったと嬉しそうに家を見渡した。
家族がゆったり過ごすスペースはもちろん、ペットが危険を感じることなく伸び伸び遊べるスペースができた。
「今までペット中心だったリビングが家族のくつろぎの場となり、ペットにとっても、人間にとっても良いリノベーションになったと思います」
間取りは変えていないが、以前はキッチンとリビングの間に間仕切り壁があった。壁が抜けたことでダイニングまで日差しが届いて明るくなり、部屋の広さを感じられるようになったそう。
対面式のキッチンダイニング。隣接の壁に室内窓を設置するなら、ベッドでいっぱいだった洋室も広くして、ダイニングエリアはテーブルが置ける最小寸法に調整。どちらも快適に。
寝室に大きな室内窓をつけてドアにガラスを使ったのも、家の広さを満喫するため。右側の扉からペットスペース、廊下~玄関へつながる。
大きなガラス戸で仕切られたペット専用の小部屋。ダイニングからいつでもペットの様子が見えるのも安心。年中20度の室温設定はこの小部屋だけなので、家族も暮らしやすく快適に。
いままでリビングに置いていたゲージがこのスペースにおさまり、自由に遊ばせられる念願のペットスペース。生活スペースも広く使え、廊下を有効活用できたそう。
ペットスペースの照明を消しても、LDKの採光が玄関までほのかに届き、抜け感が気持ちいい。外出時、帰宅時に通るたびに愛らしい姿に癒されているんだとか。
右側の白い壁の奥がペットスペースとなり、白い扉を開閉して家電の手入れがスムーズ。寝室内も動けるスペースもできて、正面のウォークインクローゼットも容量アップ。
空気清浄機をゲージの後ろに置きたいと相談すると、毎日お手入れのたびに動かすのは大変と、寝室側に扉を付けることを提案してくれたとか。サッと終わって便利。