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設計、施工、監理を担当
旦那様が幼少から暮らしたご実家を今回リノベーションされたA様。
転勤が多かったが、仕事が東京に落ち着いたタイミングで空き家だった部屋をリノベーションして自分たちで暮らそうと思われたのがスタートだった。
「以前は和室が3室に縦長のリビングという間取りでした。6面あるベランダ側の窓には障子が入っていたので、この機会に窓をすべていかして、明るく開放的なリビングにしたいと思いました」
目に見えない配管はすべて新品に交換し、床には、防音を考慮した遮音フローリングを採用した。内装は、いずれ賃貸に出す可能性も考えて、ごくオーソドックスなものにして欲しいとプランナーにお任せしたそう。
「築42年の物件でもお手頃な予算で新築同然になるのですから、人に薦めるなら断然、新築マンションよりも中古マンションのリノベーションですね。
慣れ親しんだ実家をリノベーションしたことで、窓から見える景色はまるで変わらないのに、家の中は新築になりました。これには不思議な驚きがありますね」と旦那様は話してくれた。
やわらかい陽射しが気持ちの良いリビング。元は和室として使われていた。
全て白でまとめるよりも、ドアは少し色を換えてみませんか?とプランナーから提案があり、リビングドアは木目のものを採用。
大容量収納のおかげで、キッチン周りもスッキリした。閉めてしまえばごちゃごちゃ感も見えないのもうれしい。
元の間取りではベランダ側の壁に向いて設置されていたキッチン。今回は大きく場所を移動し、リビングやダイニングが見渡せる場所に。
テレビ台の後ろに貼られた優しいトーンの壁紙が、リビングに飾られた花々と相まって落ち着きを与えている。アクセントカラーとひと口に言っても、シックな色みなら様々なインテリアと馴染みが良い。オーソドックスながら部屋に彩りを与える好例だ。
元は洗面スペースにあった洗濯機を廊下に配置。家事動線も楽になり、使用しない時はロールカーテンで隠せばスッキリ。
洗濯機分のスペースは、ゆったりとした洗面台を設置し、収納もとれた。
せめてこのくらいはと、シンプルなデザインの中にも特徴を出された。バスルームのタイルはかわいらしくしてみました。と奥様。
「和室との壁を取り、開放的にしたかったんです」と旦那様。 元の間取りは和室側の方が窓が広かったが、ひとつの部屋にしたことで、こんなに明るくなるんだと思ったと話してくれた。
プランでこだわったのが収納。キッチン収納、ウォークインクローゼット、そして大きな靴箱と充実させた。靴が大好きな奥様の分も、夏は登山、冬はスキーと季節を問わず山にいく旦那様の道具も収納することができ、以前のお家ではあふれていた物も片付いたそうだ。