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設計、施工、監理を担当
賃貸や新築にも暮らしたことがあるが、自分好みの間取りがなかったので、いつかスケルトンにして、イチから間取りをつくってみたいと考えていたとか。
今回は中古マンションを購入し、旦那様が何度もシュミレーションしながら描いた間取り案をもって打ち合わせに臨んだ。
リノベーション会社を何社か行かれたそうだが、インテリックス空間設計は一番融通が利き、こちらのイメージをたくさん聞いてくれて、前向きに対応してくれたと話す。
旦那様が特にこだわったのは玄関。
様々な人が訪れる玄関から、家の中が見えないようにしたかったという。バスルームやトイレ、洗面などをパズルのように組み合わせて、現在の形に収めるのは苦労したそうだ。
キッチンを壁付けにしたいと希望されたのは奥様。
「オープンキッチンは、洗い物などを始めるとリビングでの会話が聞こえにくくなるので好きではありませんでした。それにオープンキッチンは、いつもキレイに片付けていないと恥ずかしいので」
もうお子様も大きく、キッチンから見守り続ける必要もなくなったので、家族の会話や、広々としたリビングで勉強に励むお子様たちのために静かさを優先させたいと思われたそう。
自分好みの間取りをこだわってまとめられた旦那様。
「どういう風に住みたいか、自分たちで具体的な生活を考えて間取りを描きました。それをベースに建築士さんから、実現可能かどうかアドバイスをもらったので、イメージ通りの仕上がりになりました。
素人のアイディアにも嫌な顔ひとつせず対応してくれたので、希望を口にしやすく、気兼ねなくいろいろと話せました」うれしそう。
建築士からの図面のアップデートが早かったのと、プロ視点の押しつけがなかったのが良かったとか。
「設備もそうですが、家そのものも実際に眺望や天井の高さなどを見てから、そこでどう暮らすのか考えられるのがリノベーションのいいところですね」
マンションにはPSや躯体など動かせない部分もあるが、その中でどうするかを物件の中でリアルに考えるのが楽しかったと振り返った。
オープンキッチンだと、洗い物を始めるとどうしてもリビングでの会話の邪魔をしてしまうのが気になっていたので、壁付けにしたいと希望。多少ゴチャついていても気にならないのもいいそう。
縦長だったリビングダイニングを横広に間取り変更。大きな窓からの眺望がすばらしく、採光もたっぷり入る。インテリアもシックな色使いでまとめた。
冷蔵庫の対面側に収納棚を配置。ゴチャつきがちな家電や雑貨などが見えない配置。壁に貼った黒のタイルは、ショールームにキッチンを見にいって組み合わせを気に入り、そのまま採用した
バスルーム、トイレ、洗面をパズルのように組み合わせて動かし、完成した間取り。正面の壁にはアイキャッチとして好みだというトラバーチンの建材を使い、ベンチをつくった。
コの字型の棚板が入って奥行があり、天井までの大容量の玄関収納。靴以外にスーツケースやアウトドアグッズなどの雑貨類も入れられ、どこに何が入っているか分かりやすいので、取り出しも楽に
以前はひとつの部屋に二段ベットを置いて姉弟が共有していたが、今回それぞれにお部屋を。ルーバーの扉が付いた収納がお部屋のアクセント。デスクも造作し、色遣いだけはそれぞれの好みに。