家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工、監理を担当
20年以上暮らしてきたご自宅の大きな悩みは結露がひどいこと。換気や除湿機など対策をしたものの解消することはなかったそう。
どうにかしたいと考えていた時に読んだ本に、結露の解消には、”断熱とインナーサッシが効果的”と書いてあり、フルスケルトンでのリノベーションをすることにした。
せっかくリノベーションするなら、収納を機能的に使いやすくして、家事効率も良くしたいと希望したそう。
各部屋に分かれていた収納だったが、大容量のウォークインクローゼットを設け、家族の衣類は一か所にまとめた。
キッチンは背面収納に、家事楽になる家電調理器やごみ箱などの雑貨もスッキリと置けるように計画したという。
夏でもエアコンがいらないほど、気持ちの良い風が流れる部屋なので、風通しの良さを活かした工夫を。LDから玄関までの各室に室内窓を設けて、家全体に風が抜けるようにプラン。風が流れて心地よいという。
初めての相談会には10枚以上にまとめた要望書を提出したとか。好きなテイストだけではなく、似ていても好きではないテイストの画像がまとめられている。建築士に好みがきちんと伝わり、提案やアドバイスがすべて好みにぴったりだったとか。
「仮住まいに引っ越してのリノベーションは頻繁にはできないので、いずれやるかもしれないと思うところは、多少コストがかかっても今やったほうがいいと思いました」
この機会にとフルスケルトンにして、できることはすべてやり切ったという。おかげで気づかぬうちに破損していたダクトも新しくなり、24時間換気システムも導入。
そして断熱材の吹き増しとインナーサッシにしたことで、毎年滴り落ちるほどだった結露がまったく出なくなって快適ですと笑顔。
無理かもしれないと自分で判断せず、やりたいことは全部伝えてみるのが一番と話すK様。
「建築士さんは自分たちが考える以上の案をくれるので、意外と何でもできるものだなと驚きました」と満足そうな表情だった。
断熱材の吹き増しとインナーサッシにしたことで、毎年滴るほど発生していた結露がまったく出なかった。以前はカビが心配で飾れなかったグリーンを育てられる環境に。
ダイニング兼リビングとしたソファの奥に見えるスペースは、奥様のベッドルーム。手前の収納棚などがあるので扉や壁がなくても気にならない間取りだった。
キッチンカウンター側は、奥様こだわりのカフェスぺース。焼きたてのパンやコーヒーを楽しんだり、お仕事もされるそう。仕事をしながら、家事を片づけることができて便利。
ゴミ箱や家電、食器をすっきり収納できるようにプラン。水回りの床はフロアタイルで仕上げ、ホワイト系で明るく清潔感がある。
夏でもエアコンを使わないほど気持ちのいい風が流れるというお部屋。壁や扉を設けて個室にせず、風通しの良さを重視して、LDKの一角をベッドスペースに。
リビングにあるベッドスペースから、WIC、旦那様部屋~玄関につながる室内窓を各部屋に設けたので、風が気持ちよく流れ、湿気のこもりやすいWICの換気もできてうれしい。
室内窓の奥は玄関。以前は換気が悪くて一番寒い部屋だったが、2つの室内窓を設けたので風が通り、インナーサッシで寒さが軽減し、過ごしやすい部屋になったとか。
シャンプーなど使うものがバラバラなので、それぞれカゴにまとめて洗濯機上の棚に収納。入浴の際は銭湯のように自分のカゴを持って行く。置きっぱなしにしないのでひとつ掃除の手間が減った。