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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、土地・物件探しを担当
予算的にも立地的にもベストだったというお部屋をリノベーション。
築49年と決して新しくはないマンションですが、2020年に耐震補強工事を実施していた物件で安心感があります。
現在は在宅勤務ですが、そうでなくなった時のことも考え、お二人の勤務先のちょうど中間地点となる駅を中心に探しました。
「見学にきたときに、南西に向いた窓から夕陽が綺麗に見えて、値段は手頃なのに、目の前に建物がない景色にテンションが上がりました。
それと今どきのノッペリした建物とは異なる、ちょっぴりレトロな外観も気に入りました。管理体制がしっかりしていることも好材料になりましたね」(奥様)
コロナ禍でお二人とも在宅勤務になった事が部屋探しのきっかけになりました。
当時、住んでいたマンションは約35㎡のワンルーム。仕事も食事も、日中のリラックスタイムも同じスペースということにストレスを感じ始めていたことから、引っ越しを考えるようになったそうです。
「とは言っても、最初は軽い気持ちで、とりあえず、資産形成の勉強も兼ねて、オンラインセミナーでも聞いてみようかな? くらいの感じでした。どこにも外出できなくて、だんだん家の中で楽しめることが少なくなってきたこともあって、まずはお勉強しよう…くらいのつもりで、すぐ買うなんて思ってもいませんでした」(ご主人)
それが2020年の4月末頃。
それまでは、家の購入は30代、40代になって、ある程度落ち着いてから考えるものだと思い込んでいたそうですが、セミナーを受けて大きく変わったと言います。
「20代ですが、むしろ、今買った方が家賃を払うだけではなく、資産形成になることから、前向きに家の購入を考えるようになりました」(ご主人)
さらに長引く在宅勤務で不便を感じていたこともあり、購入に向けて積極的に動き出しました。
最初は新築マンションも候補に入れながら、オンライン内見も含めて、多くの物件を内見されたといいます。
予算の関係もあり、リノベーション済物件『リノコレ』も考えていたそうですが、オーダーリノベーション物件『マイリノ』をいくつか見学するうちに、住む人のこだわりが詰まった部屋に大きな魅力を感じ、自分たちもオーダーリノベーションで進めることにしたそうです。
希望通りの部屋が見つかり、次はリノベーション。こだわりはどんなところだったのでしょう。
「実はたくさんありすぎて(笑) 望みは最初に全部伝えました。できるかできないかはあとで相談すればいいし、SNSなどでいいと思うものをピックアップしましたね。
その後、デザイナーさんに予算を伝えて、その中でできるものを提案してもらった感じです。
最初はそれぞれの個室が欲しかったので2LDKで希望したのですが、そうするとリビングが狭くなってしまうので、1LDKに落ち着きました」(ご主人)
最初から予算と希望がピッタリというケースはほとんどないのがリノベーションの現状。
ですが、実際にどんなことをしたいのか、すべて吐き出すことで、逆に整理がしやすくなるのだそうです。
どうしてもはずせないと思ったのは、キッチンとRをつけた壁と室内窓、壁面収納に加え、寝室にベッドのヘッドボードを造りつけることだったと言います。
「リビングのアールをつけた壁は部屋が優しい感じになるのでどうしても取り入れたかったんです。
それと寝室のヘッドボードは青山グランドホテルで見て一目惚れした内装を取り入れました(笑)。おかげで自分たちの寝室もホテルのようになって、1ランクアップしたみたいで大満足です」(奥様)
キッチンの一角には奥様のお仕事スペース。そして、納戸としても使えるスペースがご主人の仕事用の部屋になりました。
「実は以前はビデオ会議などが必要なときは、トイレに籠って対応していました(笑)
ですから、納戸で仕事ができるのは、大進歩です。会議じゃないときはリビングで仕事をするときもあります。一か所に決めずに家の中のいろいろなところで仕事ができるのも気分転換になるので、プラスに働きますね」(ご主人)
ご主人のお仕事スペースとなった納戸も含めて、N様のお宅にはたくさんの収納スペースが設けてあります。
壁掛けテレビの裏側にもストックルーム的なスペースがあり、寝室にも広々としたクローゼット。さらにキッチンには壁面収納があるので、モノが多くなってもすっきり収納できそうです。
「収納に関しては希望も伝えましたが、提案もいただけて、収納スペースが多いのは本当に良かったと思っています」(奥様)
引っ越し後、週末には友人が遊びに来ることも増えたと言います。また、お休みの日に居心地の良い我が家で過ごす時間が増えたそうです。
「家を買うなんて、考えてもいなかったのですが、結果的に買ってよかったです。賃貸と支払う値段は変わらないのに、好きなものに囲まれて過ごせて幸せです」(奥様)
と笑顔を見せてくれました。
最初から予算と希望がピッタリ、というケースはほとんどないのがリノベーションの現状ですが、実際にどんなことをしたいのか、すべて吐き出すことで整理がしやすくなります。
最初にお二人からの望みを全てデザイナーに伝えてくれていたので、その中でできるものを提案させていただきました。
できるかできないかを、その都度相談しつつ、どうしても取り入れたいところを優先しながら、間取りや収納スペースなどを決めていきました。
ご主人のお仕事スペースとなった納戸も含めて、壁面収納、寝室にベッドのヘッドボードを造りつけるなど、たくさんの収納スペースが設けてあります。
照明にもこだわり、ご自身で取り寄せた希望のものを設置しています。そういった希望がかなうのもオーダーリノベーションの魅力です。
マンションに着くまでの道は、小さな商店街を通り抜けます。お肉屋さんが美味しそうなコロッケを売っていたり、その奥には新鮮な海鮮が買えるお魚屋さんがあったり、派手さはありませんが、暮らしに密着している商店が多くみられました。
部屋探しの時点では意識していなかったそうですが、実際に引っ越してきて、すぐ近くにいい商店街があって楽しいと感じていると話してくれました。今は自粛期間中で、外食もままならない日々ですが、小さくて雰囲気のいい居酒屋さんも数多くあるので、落ち着いたら2人で飲み歩きたいとも話してくれました。
予算内で最高の立地と思い通りのお部屋を手に入れられ、幸せオーラも満載で、お仕事もプライベートもますます充実しそうです。
ダイニングの壁面には、デスクカウンター兼壁面収納を設置。パソコンを置いて、奥様のお仕事スペースとして利用できるようになっています。
リビングには、アールをつけた壁と室内窓を設けました。アールの壁は、お部屋が優しい感じになるのでどうしても取り入れたかった、こだわりポイント。テレビ設置面の間仕切壁は、モルタル調のアクセントクロスにしました。
キッチンは、グラフテクトのペニンシュラキッチンを採用。作業がしやすく、調理や洗い物をしながらリビングダイニングを見渡せます。カラーは人気色のベトングレーをチョイスしました。
1日の疲れを癒す浴室には、落ち着いたベージュとブラウンのアクセントパネルを採用。浴槽は、コストパフォーマンスが高く、清潔感のあるホワイトをチョイスしました。
トイレは、コンパクトでお掃除が楽なタンクレストイレを採用。ローシルエットなので、ゆとりのある空間に。壁面には、インテリアやトイレットペーパーなどの収納に便利なカウンターを設置しました。
壁や床、スッキリと魅せる収納にこだわった洗面室。
寝室には、ホテルで見て一目惚れしたというヘッドボードを取り入れました。おかげで自分たちの寝室もホテルのようになって、ワンランクアップ。照明にもこだわり、ご自身で取り寄せた希望のものをつけています。
ご主人のお仕事スペースとなった納戸。会議ではないときはリビングで仕事をすることもあるそうです。仕事場を一か所に決めずに、家の中のいろいろなところで仕事ができるのは、気分転換にもなりプラスに働いているそう。
白が基調の玄関には、LIXIL製のロッカー型シューズボックスを設置しました。色はプレシャスホワイト、取っ手のないものを採用し、スッキリと清潔感のある空間に。姿見はお使いだったものを御支給いただいて設置しました。