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設計、監理、インテリアを担当
都市型高層マンションのフルリフォームです。
クライアントからの要望は「上質な空間を創ってほしい」とのひと言で設計はスタートしました。以前の部屋は、玄関からの狭い廊下の両側に二つの洋室と水周りが配置されている典型的なマンションプランでしたが、クライアントの生活の変化により、プライベートと人が集まるパブリックの場の共用が必要となりました。
クライアントのご要望は
・安全・快適な空間を実現してほしい
・家電の入れ替えを考慮した設置スペースの確保
・使いやすい設備、収納量確保
でした。デザインは全て設計者にお任せいただき、設計者が存分に力を発揮できるよう配慮いただきました。家電や収納は細かく機種や寸法を指定いただきました。
玄関からは緩やかに壁をカーブさせ、水周りと寝室のみ包み込みました。廊下はカーブ状に広がり、広がった老化の一部が仕事場となったり、リビングに繋がって行きます。
いくつかの可動間仕切を隠蔽し、多様な使い方を可能としました。
また、既存のパイプスペースへの配管は全て新しく創った家具の中を通すことで、フルフラットの空間が実現出来ました。永く、この空間を楽しんでいただけそうです。
本来なら2021年内に完成してほしいとのことで、設計(見積含む)期間はかなり短縮しましたが、コロナ禍で製品が入らないなどの理由で工事は2ヶ月延びました。
デザインを全て設計者に任せていただいたことで、設計者が提案しやすい環境を創っていただいたことが
リビングから玄関までの壁をRに配置することで部屋全体が広がりました。
玄関からは左右にRの壁を設置することで、空間に広がりを作りました。 右側の壁はブラックチェリー、その中に寝室を配置しています。
廊下のRの壁が広がったところに書斎を設置。隠蔽引き戸でプライバシーを確保しています。机は壁と同じブラックチェリーで製作しました。
Rの白い壁の中に水廻りを配置しました。既存のパイプスペースへの配管は製作家具の中を通すことで、廊下とフラットな床が実現できました。
リビング全景 壁面に TVボード(レコードジャケット収納)、レコード飾り棚(楽譜収納)を製作しました。クライアントはジャズシンガーです。
キッチンはリビングにオープンに配置し、人が集う空間を作りました。 キッチンとリビングの家具はトータルにデザインしています。
製作キッチンです。ワインセラー、食洗機、ゴミ箱をビルトインし最大限の収納を確保しました。カウンターはデクトンを採用しています。
永く使っていただけるよう、カウンターはデクトン、家具はメラミンで作っています。食洗機をビルトイン、最大限の収納を確保しています。