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設計、施工、監理を担当
玄関からキッチン、リビングダイニング、寝室、バス、トイレと部屋がすべてつながっていることが特徴のY様邸。各部屋を仕切るドアがなく、視線が抜けるので、この上なく開放的だ。玄関土間の一部にワークスペースを設けたり、バルコニーの内側をインナーテラスにしたりと、デッドスペースがなく、実際の平米数よりもかなり広く感じられる。
物件が決まり、初回ヒアリングの際、
“掃除がしやすく、玄関は広く、室内のドアはいりません”
と希望を伝えたところ、建築士はその場でサッと間取りをラフで描いた。それが希望にピッタリだったとご夫妻。間取りはこの打ち合わせでほぼ決まったそうだ。
住むエリアを変えるにあたり、ご夫婦と愛犬との生活に、広すぎず、好きなようにリノベーションできる中古物件を探されたご夫妻。旦那様が第一印象で、広さ、天井の高さ、窓からの景色などが気に入られたこの物件に決められた。
大きな土間を取るためにトイレを動かし、次に洗面化粧台を動かしとパズルのようにプランニングをしていくと、回遊ができる風通しのよいお部屋となった。こうしたいというイメージやお互いの希望をきちんとコミュニケーションをとりながらまとめ、それを建築士に伝えた結果、お二人のライフスタイルに合った住まいを手に入れられた。
玄関ドアを開けると広い土間。白いレンガ風タイルに黒い目地でコントラストを出した。自転車を2台置いてもゆったりとしたスペース。
土間スペースにはワークデスクスペースもある。パソコンをされたり、本の収納にも使用。
玄関土間から続くキッチンの床も、色味を合わせたフロアタイルに。キッチンもお部屋全体のカラーと合わせた。
実際に生活してみて便利だと思ったのは、買い物から帰ってきたとき、靴を脱がずに玄関から冷凍食品などを冷蔵庫に入れられることですねと奥様
白を基調にし、アクセントに黒を入れたシンプルな空間。手持ちの木目調の家具にも合う色味とデザインで統一されたそう。
ドアや仕切りのないお部屋だが、二重サッシにしたことで防音、断熱の効果があり、日当たりもよいので真冬でも過ごしやすいと奥様。
思い切ってオープン収納にし、断捨離を実行したら、着心地のいいもの、お気に入りだけになったそう。ショップのようなクローゼット
シンプルで掃除がしやすく、視線が抜けて風通しのよい部屋にしたいという希望そのもの
普段は開放的に使い、来客時など必要に応じて仕切れる工夫をと希望され、寝室との仕切りにはカーテンレールが設置されている。
棚やロールスクリーンが取り付けられる下地処理がされているが、バックは棚に置くより、掛けたほうが良さそうと奥様のアイディアで壁面収納で今は使用されている。
ドアは、トイレとバスルームには設置した。個室サイズは将来手すりを付けられるようにと広めの空間だが、広いほうが奥まで掃除がしやすいそうだ。
広い玄関にこだわったのには自転車を置きたいという理由だけではなく、2人で出かける時に、どちらかが先にでなければならないというストレスも解消したかった。