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設計、施工、監理、インテリア、土地・物件探しを担当
1回目のリノベから約4年後、住み替えたマンションで2回目のリノベーションをしたT夫妻。
東京の景色が一望できる、クラシックホテルの一室のようなお宅です。
T夫妻が暮らしていたのは、ご主人が独身時代にリノベした約40平米の一室。
「家自体に愛着はありましたが、大人2人がゆとりを持って暮らせるように広い家へ住み替えたいと思ったんです」とご主人。リノベという選択肢の賢さや楽しさを知っているご主人にとって、賃貸や新築マンションへの引越しではなく、“2回目もリノベーション”が当たり前だったと語ります。
大の料理好き夫妻が求めた理想のキッチンスペース。
本格的な業務用キッチンに、ずらりと並ぶフライパンや調味料の数々はまるでバルの厨房のようです。「友人が業務用キッチンを使っていて、色々話を聞いてるうちにいつか自分の家にも欲しい!と思っていたんです。普通のガスコンロより火力が強力的なのが嬉しいポイント!」とT夫妻。冷蔵庫も業務用で、来客の際には冷蔵庫兼作業台を介して、ゲストとの会話を楽しむのだそう。
空間にどことなく漂うレトロさを掻き立てているのは、床と天井の仕上げ。市松模様に張った床は、以前の家と同じ色ツヤ。天井には格天井(ごうてんじょう)という日本の伝統的な天井様式を採用しました。色塗装を施さない木色の格天井がスタンダードですが、あえて白く塗装することでモダンな印象を与えています。ハコ自体はいたってシンプルですが、空間のベースとなる部分に個性を持たせ、クラシックホテルのような気品と懐かしさが入り混じった空間を演出しました。