家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工、監理、インテリア、土地・物件探しを担当
リズミカルな市松貼りの床に配置されたのは、
様々な国で作られた、ストーリーのあるインテリアたち。
“好きなモノを並べただけ”なのに、そこに置かれたすべてが絶妙に調和した、
『NO BORDER』なお宅です。
「30代になるまでに家を買いたい!と思っていて、ちょうど29歳で動き出しました。アパレルの販売員をしているんですが、歳を重ねていくごとに暮らしの方にも興味が出てきて、家具や食器を集めていくなかで、リノベーションにも憧れていました。おしゃれな家に住んでいる先輩や同僚の中にリノベした人がいたことも大きかったですね」と当時を振り返るご主人。
「好き嫌いはあるけれど、明確にこのテイストにしたい!というものが思い浮かばなくて…。なので最初のデザイン打合せには、雑誌から切り抜いた好きな空間をコラージュしたスクラップブックを持参しました。そこからデザイナーさんが私たちの好きなテイストを汲み取ってくれて、3案提案してくれたんです」とH夫妻。プレゼンテーションで提案された3案について、夫婦それぞれ好きな案を「せーの!」で指を差したところ、2人の意見が一致したのが、市松模様の床が印象的な今の住まいのベースとなる空間でした。
リビングから1段高くなったステージのようなキッチンは、段差で緩やかにシーンをゾーニング。キッチンの隣には横幅3m超えの造作の食器棚が。ここにはご主人が趣味で集めている民芸品や和食器がずらりと飾られていて、まるでショップのよう。「4.5年前から和食器を集めています。この食器たちを愛でれるようなオープンな収納が欲しくて、造作してもらいました。やっぱり好きなモノが常に見えているっていいですね!料理をする時にもサッと取り出せて、便利ですよ」と嬉しそうなご主人。