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ファサード
袋小路沿いには数軒の住宅や集合住宅が建ち並ぶ。軒から吊るしたワイヤと蔓植物（テイカカズラ・スイカズラ）により、路地に開いた大きな開口が近隣の生活動線とほどよい距離感で接する。 写真：西川公朗
ギャラリー内のこあがり
エントランスを入ると畳敷きのこあがりスペースがある。展示スペースとしてだけでなく、腰かけておしゃべりをしたり、休憩スペースにもなる。建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
ギャラリーから見るこあがり、エントランス
エントランスを入ると畳敷きのこあがりスペースがある。展示スペースとしてだけでなく、腰かけておしゃべりをしたり、休憩スペースにもなる。建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
草屋根を感じるギャラリー
既存の床下収納空間を利用して階段状の床をつくり、展示台やイベント時の客席として活用する。 ２階の草屋根の勾配に沿って天井が高くなり、大きな軌跡の空間となっている。奥の壁には草屋根からの光が差し込む。 写真：西川公朗
ギャラリーから見るこあがり、エントランス
エントランスを入ると畳敷きのこあがりスペースがある。展示スペースとしてだけでなく、腰かけておしゃべりをしたり、休憩スペースにもなる。建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
ギャラリーの吹抜け（２階のブリッジ）
ギャラリー奥の小さな吹抜けからは草屋根（２階中庭）からの光がそそぐ。吹抜けには住宅部分の階段が垣間見え、緊張感のある空間に動きを与えている。 写真：西川公朗
ギャラリーの奥の赤い個室
ギャラリー奥の扉の奥には、収納や作業スペースとなる小さな部屋がある。ギャラリー以外の空間はそれぞれ多彩な色で仕上げられ、移動するたびに異なる空間を体験する。 写真：西川公朗
将来カフェにできるダイニングキッチン
２階の居住スペースのダイニングキッチンは、将来カフェにもできるつくりにしている。 片側の壁（写真右）には猫用の通路になる棚をつくり、ロフト（写真左）まで猫が歩けるようになっている。 写真：西川公朗
将来カフェにできるダイニングキッチン
２階キッチンから草屋根（中庭）を望む。 室内から緑がよく見えるように草屋根の床を斜めにしている。窓際のベンチは住宅のデイベッドとして、またカフェ使用時の客席になる。 写真：西川公朗
ダイニングキッチンの壁面ギャラリー
ダイニングキッチンの壁の１面は谷中の地図になっている（ピンク部分は台東区、ベニヤ部分は文京区、右側に荒川区で塗り分けられている）。 谷中で活動する仲間が集まり地図に加筆していく。区界の板（よみせ通り、へび道）は猫用の階段や通路にもなっている。 写真：西川公朗
個室と草屋根（中庭）を繋ぐブリッジ
住宅スペースから草屋根を見る。吹抜け越しにギャラリーがちらりと見える。右壁面の色分けは谷中の地図になっており、ダイニングキッチンへと続く。 写真：西川公朗
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設計、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当
【谷中の小さな複合施設】
台東区谷中に特有の狭い路地からさらに入った袋小路に建つ築45年の木造住宅のリノベーションです。もともと住宅として建てられた建物が飲食店として改修されていた建物で、オーナーが変わり新たなプログラムで再生されました。
アーティストであるクライアントからこの場所に求められた機能は、ご自身のアトリエ、ギャラリー（レンタル、ご自身の作品展示など）、イベントスペース（寄席、映像上映など）、教室（アート、着付け、料理など）、カフェなど多様で、さらに離ればなれで暮らしている家族の1人がここに住み、家族が集まる「実家」のような場所としても期待されていました。谷中の街を凝縮したような多様なプログラムを小さな建築にもり込んだ建築になりました。
外観は薄いグレーピンクで塗り替え、天気や季節によって白く見えたり、ピンクに見えたりと見え方が変化します。ファサードにはカーテンをめくったようにワイヤーを張り、緑のカーテンをつけることで、周辺の住宅とギャラリーの間に適度な距離をつくっています。
【挿入された三角形の庭により段階的にまちに開く】
２階に三角形の外部空間（草屋根）を挿入し、内部空間を分節することで、住宅からギャラリーまで段階的にまちに開けるようにしました。斜めに挿入された三角形の小さな庭の存在は、１階のギャラリーでも感じられ、吹抜けを介して柔らかな光が１階奥へ広がります。吹抜け越しに住宅スペースとギャラリーが交わり、互いの気配が感じられます。家族やお客さんが集まる２階のダイニングキッチン（カフェ）からは自然な目線で常に緑が楽しめます。
【立体的に変化するギャラリー空間】
緑のカーテンをくぐり、エントランスを入ると小さな畳のスペースが出迎えます。１段上がったこあがりはお客さんと腰かけておしゃべりしたり、展示スペースや着付け教室となります。
こあがりの奥は、床は数段下がり、天井は徐々に高くなり、上部から柔らかい光の落ちる展示スペースがひろがります。
【多様な小空間】
白とグレーのニュートラルなギャラリー空間と対照的に、個室や水廻り、こあがりや窓辺のベンチなどの小さな空間は異なる素材や色で仕上げた個性ある空間とし、それぞれの空間で過ごす楽しみを創出します。
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路地からさらに奥まった静かな袋小路に面している。 軒から吊るしたワイヤを植物がつたい、袋小路入口からでも視認できるファサードとなる。 写真：西川公朗
袋小路沿いには数軒の住宅や集合住宅が建ち並ぶ。軒から吊るしたワイヤと蔓植物（テイカカズラ・スイカズラ）により、路地に開いた大きな開口が近隣の生活動線とほどよい距離感で接する。 写真：西川公朗
写真：西川公朗
エントランスを入ると畳敷きのこあがりスペースがある。展示スペースとしてだけでなく、腰かけておしゃべりをしたり、休憩スペースにもなる。建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
エントランスを入ると畳敷きのこあがりスペースがある。展示スペースとしてだけでなく、腰かけておしゃべりをしたり、休憩スペースにもなる。建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
既存の床下収納空間を利用して階段状の床をつくり、展示台やイベント時の客席として活用する。 ２階の草屋根の勾配に沿って天井が高くなり、大きな軌跡の空間となっている。奥の壁には草屋根からの光が差し込む。 写真：西川公朗
ギャラリーの什器の脚は組立式で、脚の高さを変えていろいろな組み合わせが可能。 写真：西川公朗
エントランスを入ると畳敷きのこあがりスペースがある。展示スペースとしてだけでなく、腰かけておしゃべりをしたり、休憩スペースにもなる。建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
ギャラリーから見るこあがり、エントランス（こあがりの建具を閉じた状態）
こあがりスペースは建具で仕切ることができ、着付け教室ができるよう鏡が設えられている。 写真：西川公朗
ギャラリー奥の小さな吹抜けからは草屋根（２階中庭）からの光がそそぐ。吹抜けには住宅部分の階段が垣間見え、緊張感のある空間に動きを与えている。 写真：西川公朗
ギャラリー奥の扉の奥には、収納や作業スペースとなる小さな部屋がある。ギャラリー以外の空間はそれぞれ多彩な色で仕上げられ、移動するたびに異なる空間を体験する。 写真：西川公朗
ギャラリー以外の空間はそれぞれ多彩な色で仕上げられ、移動するたびに異なる空間を体験する。 写真：西川公朗
２階の居住スペースのダイニングキッチンは、将来カフェにもできるつくりにしている。 片側の壁（写真右）には猫用の通路になる棚をつくり、ロフト（写真左）まで猫が歩けるようになっている。 写真：西川公朗
２階の居住スペースのダイニングキッチンは、将来カフェにもできるつくりにしている。 写真：西川公朗
２階キッチンから草屋根（中庭）を望む。 室内から緑がよく見えるように草屋根の床を斜めにしている。窓際のベンチは住宅のデイベッドとして、またカフェ使用時の客席になる。 写真：西川公朗
草屋根には野芝とともに日本古来の野草を植えている。 写真：西川公朗
ダイニングキッチンの壁の１面は谷中の地図になっている（ピンク部分は台東区、ベニヤ部分は文京区、右側に荒川区で塗り分けられている）。 谷中で活動する仲間が集まり地図に加筆していく。区界の板（よみせ通り、へび道）は猫用の階段や通路にもなっている。 写真：西川公朗
住宅スペースから草屋根を見る。吹抜け越しにギャラリーがちらりと見える。右壁面の色分けは谷中の地図になっており、ダイニングキッチンへと続く。 写真：西川公朗
階段横の吹抜け越しにギャラリーがちらりと見える。 写真：西川公朗
ギャラリー以外の空間はそれぞれの色で彩られている。 写真：西川公朗
ギャラリー以外の空間はそれぞれの色で彩られている。 写真：西川公朗
ギャラリー以外の空間はそれぞれの色で彩られている。 写真：西川公朗
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