家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工、監理、インテリアを担当
二人の息子さんそれぞれに個室を与えようと思い、最初は住み替えも視野に入れて新築物件も見て回ったそうだが、広さや住み心地、金額を考えると、周辺環境も含めてリノベーションをして今の家に住むのがベストだと考えたD様。リノベーション雑誌やネット検索で事例をチェックされた中でご夫婦ともに良いと感じたインテリックス空間設計の相談会をまず訪れた。
子供部屋は最低限の広さで構わないので、リビングダイニングを大きく取ることを重視した。リビングには家族みんなでゴロンと寝転がりながら過ごせる大きいソファを入れ、ダイニングには購入したいと思った丸テーブルがあったが、図面から見るとサイズが大きいと感じて購入は見送ろう思うと建築士に話すと、
「ダイニングに入りますよ。最低限のスペースはあります。と言われ、太鼓判を押されたので信じてみました」とD様。実際に住み始めて使ってみたところ、
「建築士さんの言う“最低限のスペース”というのは私たちが思うものよりずっと広い、“快適に過ごせる最低限のスペース”なんですね。リビングもダイニングも、図面から感じていたよりも広くて感激しました」
他にも、パントリーに入れた食器棚、ダイニング脇の家具などをはじめ、細かい収納にもどんなものを入れるか、どんな使い方をしたいかをイメージ画像や、ご自身で描いたスケッチなどを何枚も建築士に送り、イメージを固めていったという。
長年暮らした家ということもあり、自分たちが使いやすい生活動線や収納など、希望が明確だったが、大きい希望を伝えて建築士にまとめてもらったという。
「イメージ画像や自分で描いたスケッチを何枚もメールするとそれが、私が思っていたよりも素晴らしい形で図面やイメージ図になって返ってくるんです。私の妄想が現実的かどうかクールに判断して、予想の上をいくお返事をくれるので、やり取りは毎回ワクワクしました。
スペースの取り方や水回りの配置、お手入れを考えた設備など、プロの意見に従ったことも大正解でした。初めてのリノベーションですから、きっと思うようにいかないこともあるだろうと覚悟して始めましたが、すべてが上手くいき、信頼して本当に良かったです」
建築士の太鼓判を信じて購入したダイニングテーブルは一人座っていても「気持ちの良い最低限のスペース」がありストレスなく動ける。ヘリンボーン床は無垢材のオークをセレクト。
ウォークスルークローゼットや廊下収納のほかに、洗面やトイレのちょっとしたスペースに収納を配置。ごちゃつきがちなキッチンには奥まったパントリーがあるので見た目もスッキリとした広いLDKとなった。
みんなが座れる大きなソファーが入るLDKも最初のご要望のひとつ。家族団欒のひと時が楽しい。
家具も一新し、LDKをトータルコーディネート。ダイニングテーブルとチェアはカンディハウス、チェストはSACワークスのセミオーダー。
家電やウォーターサーバー、キッチン雑貨や食器が収まっている。LDKの一角にありながら少し奥まっているので見た目もすっきり。
タイルを使ったり、コンロ前はガラスにしたいと希望したが“お料理が好きなら掃除が大変だから止めたほうが…”と建築士。キッチンパネルの壁にしたことで揚げ物をしても掃除が楽で、良い提案だったそう。
すりガラスの室内窓があるので、空気の流れがあり、閉塞感もない。吊戸収納や室内干し用のバーも設置した。
トイレの手洗いとして日常使いの他に、来客の手洗いとして使用している。洗練されたデザインの洗面ボウルを採用し、合わせてヘリンボーンのタイルを壁に合わせた。
家族だけのプライベートスペース。洗濯物は乾燥機のほか、室内干しオンリーなので、洗面上あるバーに干すという。設備は機能性、掃除のしやすさなどで選んだ。
トイレは収納も手洗いも設置せず、できるだけ広いスペースに。間接照明のホッとできる空間となっている。掃除道具や備品はすぐ横に収納を配置してあるので家事導線もバッチリ。
廊下のフローリングはリビングと同じオーク素材を使い、貼り方向をストレートに。収納扉のルーバーがヌケ感をだしていて、閉塞感がでやすい廊下も広く感じる。
LDKの壁と天井はポーターズペイントの塗装で仕上げた。細かい大理石が入っているので、光のあたり具合でいろいろと色の表情が変わるそう。