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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
お子様の独立をきっかけに始まったリノベーション。まったく新しい生活をするため「間取りも内装も、影も形もないくらい変えたい」というご夫妻のご要望に応え、従来の3LDKの間取りを開放的な1LDKへと一新。さらにシンプルな内装に、ご夫婦がセレクトされたお気に入りの色合い・色調を取り入れました。ギャラリーのように広い玄関フロアや、ご夫婦の趣味が活かされたリビングのインテリアも、ゆとりとさりげない心地よさを演出しています。リノベーションは、ご夫婦にとって念願だった「暮らしを楽しむ生活」のスタートラインとなりました。
空気と環境の良さから20年ほど前に購入したマンション(築33年)なんですが、子供たちの独立と私自身の退職をきっかけにリノベーションを決心しました。老朽化による風呂場の水漏れや、長年我慢し続けてきた寒さ暑さの改善といった直接的な目的もありましたが、やはりこれからの20年30年を不安なく、さらにゆとりある暮らしをしたいという気持ちが強かったですね。ネットで見たマルリノさんの事例が気に入って相談したところ配管や断熱技術も高いことがわかり、信頼してお任せすることにしました。
せっかくのリノベーションなので、間取りも内装も昔の影も形もないくらい変えたいと考えました。以前の間取りが3LDKでしたので二人暮らしなら2LDKくらいかなと思っていたら、マルリノさんの提案は1LDK。しかも以前のキッチンスペースをまるまる玄関ホールに使うという大胆な案で、びっくりしたもののとても気に入りました。二人とも写真が趣味なので、部屋が生まれ変わったら自慢の写真を飾れるようにしたいねと話していたのですが、今は玄関ホールが二人のギャラリーになっています。贅沢な間取りだけど、その贅沢さが生活のゆとりにつながっていると思います。
まず住み心地が別次元です。以前は断熱されてなかったし、建物の最上階なのでとにかく寒くて暑い。冬は各部屋とも一日中エアコンつけっぱなしで、夏は熱がこもるので昼間窓を開けたまま外出するほどでした。それが今年の冬はエアコン使わなくなりました。もうひとつ大きく変わったのは「気持ち」ですね。空間にゆとりが生まれたことで、部屋を飾る楽しみができました。僕のコレクションのカメラや妻が好きなものに囲まれた生活が夢でしたから。これからはインドアガーデニングやDIYにも挑戦したい。リノベーションはゴールではなく、「これからの暮らしを楽しむ」ためのスタートだと思います。
白を基調とした広々リビング・ダイニング。シンプルな空間に奥様お好みの家具・調度品は、ぬくもり感のある無垢床ともよくマッチしています。
北側の洋室はご夫婦の寝室として利用。可動式の4枚引き戸を設けることで、独立した2室として使用することもできます。独立したお子様が帰宅された時のことを考えたプランです。
玄関ホールは、元々キッチンのあったスペースを活かすことで2倍以上も広くなりました。大理石の床と白壁のすっきりとした空間に加え足元を照らすダウンライト。ご夫婦のご趣味である写真が飾られた空間は、まさにミニギャラリー。その贅沢さは訪れるお客様が思わず歓声をあげるほどです。
洗面室はリビングと寝室をつなぐ廊下に移動しました
アクセントが効いたペイントドアや家具が味わいを感じさせる。ペイントドアはご夫婦のこだわりアイテムのひとつでした。明るいブルーがさわやかなアクセントとなって空間を引き締めています。部屋のサイズに合わせて特注したものです。
広々としたトイレ空間は、まさに贅沢な空間となりました。手洗い上の鏡は、ご自宅にあった鏡をご主人が自ら据え付けられたものです。
リビングと寝室をつなぐ廊下には可動棚による収納スペースを設けました。センスの良いラック使いで見た目もすっきり。日常使いの小物なども機能的に収納できます。