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設計、監理を担当
地元の不動産屋さんの相談を受けて
50㎡の中古マンション住戸をフルリノベしました。
共働きの夫婦+子供1人やディンクスを想定。
バルコニーが中まで伸びてきたようなインナーテラスの部屋、
リビングダイニングを印象付ける木の壁面が特徴的です。
大人や子供が、みんなで楽しく過ごせて、時にはそれぞれがひとりで過ごせる。
それらを限られたスペースで解決することが求められました。
広いスペースは欲しいし、こもれるようなスペースも欲しい。
相反するような要望を、可変性とシェアという考え方を取り入れることで解決しようと考えました。
相談を受けてから、まずはプランニングの打ち合わせを行いました。
その後、大きな模型を作って、プランニングが立ち上がった時の空間を確認しつつ、
仕上の質感、雰囲気も同時に共有しました。
仕上は、お客様と一緒にショールームに行って決め、
色は現場で実物に実験して試したりして決めていきました。
出来上がった時に完成内覧会をしたのですが、
訪れた子供たちが走り回り、日当たりの良いインナーテラスのタイルに寝転んだりして過ごしているのを目にしたことです。
本能的に気持ちが良かったり、居場所を感じてもらえたと感じました。
柔らかく弧を描いた木のカーテンで包まれたリビング。 その奥のインナーテラスとは扉や窓でゆるやかにつながっている。
この住戸は、もともと細長い空間だったのですが、 その細長い空間に1枚の壁を工夫して配置することによって、 奥行と広がりを実感できるように計画したリノベーションです。
室内は表の部屋と裏の部屋に分節されて、裏の部屋は隠れ処のような、でも開放的でもある寝どことなっています。
幅2.0mのキッチンと、吊戸棚、その後ろに幅1.5mの作業台がついています。 モザイクタイルはmaristo製。キッチンは石張りでYAJIMA簡易オーダー。
南北に細長い住戸を風が通り抜けるよう計画されています。
細長かった空間であることを忘れるような、居場所感と回遊性を生むために、木の壁の緩いカーブを工夫しています。壁にはTVなどを自由に掛けられるように補強しています。
リビング側に加えてベッドルームから直接アクセスできる洗面室です。朝は起きてすぐに洗面谷に行けますし、換気や通気の良さにも役立てています。
紙巻器、手すり、鏡収納はKAWAJUN製。便器(TOTO)や扉のレバーハンドル含め、白いデザインで統一。
防水屋さんによって湿式でつくられた浴室。FRP防水仕上となっています。浴室乾燥機と2本のレール。バスタブはLIXIL製、レインシャワーバーはハンスグローエ製。
FRPで制作した浴室です。マンションではユニットバスが様々な理由から一般的ですが、色々な条件が整って制作でお風呂を作ることにしました。 コンパクトな浴槽は、家族の生活スタイルと節水を考えて採用。
浴室と洗濯機の近くに衣服を収納する配置は、共働きで少しでも家事を楽にしようという意図から。コートやしわの気になる上着はクローゼットですが、下着などは全てここに納まっています。
インナーテラスとリビングをつなぐ窓。 窓の大きさは外の窓と同じくらいの大きさで、 外の窓がリビングの脇にもあるような気持ちになります。 壁の塗装は一度塗装したものをヤスリにかけた後、クリア塗装して、タイルの床との調和させるという、ひと手間加えた仕上になってます。
玄関を入ると木の質感が目に入ってきます。床は栗材、壁はホワイトアッシュ材。木目が強く出る質感を今回は選んでいます。