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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネートを担当
共働きでお忙しいご夫婦。
コロナ禍の在宅勤務を経験してもっと快適な家にしたいと
2人目のお子様の育休中にリノベーションのご計画が始まりました。
家族で食べることを大切に考えていらっしゃるものの
キッチンが奥まっていてお料理中のコミュニケーションが
よくないことがお悩みでした。
アールのついたコーナー窓がある個性的な間取りで
日当たり抜群の素敵なマンションですが、
デッドスペースがあったり日の当たらないお部屋があるなど、
間取には今一つご不満もおありでした。
大きなご希望は2つ
■リビングの中に窓のないデッドスペースがあるのがもったいない
■キッチンが奥まっていてコミュニケーションが取り辛い
他にも将来的には二人のお子様それぞれに個室が必要なこと
ご夫婦それぞれの在宅ワークスペースが必要
などなど盛りだくさんのご要望をいただきました。
お食事を大切にお考えのご家族ですので
キッチンを大きく移動して暮らしの真ん中に。
キッチンを大きく移動するには様々な問題がありました。
難しいミッションではありましたが、
暮らしの真ん中にキッチンがあることのメリットを信じて
一つずつクリーアしていきました。
「キッチンに立つ時間は長いから、日が当たる場所がいい」
といった家事をする側の感覚を自然に共有してくださったのは
同じ女性目線だったからこそと思います。
マンション配管など制約がある部分についても、
不安な部分をきちんと解消できるまで付き合ってくださいました。
「実現不可能ではないけれど思っているようにはならない」という
プロの意見も非常に助かりました。
かゆいところに手が届くプランを提案してもらったのが心強かったです。
私たちが楽しそうに家事をするところを見ているせいか
子どもたちもいろいろ手伝ってくれるのが大きな変化です!
キッチンの移動に伴う換気ダクトと梁を隠すためにキッチンの天井を下げました。濃い木目の天井は個性的な床やモダンなキッチンとの相性も抜群。
窓のない洋室を合わせて広々LDKに間取変更。LDK全体に窓からの光が届く明るい空間になりました。
ソファと同系色のアクセントクロスでお部屋によく馴染んでいます。
団欒のすぐ近くに子どものおもちゃや洋服をまとめて収納。いるところで使うものを収納するのが鉄則です。
広々リビングは可動間仕切りで2部屋に分けられます。将来的には寝室になる予定。
収納スペースもたっぷり確保。モノを全てしまえて使い勝手も抜群。コミュニケーションも眺めも良く 洗い物までが楽しいそうです。写真の奥はアールの窓を活かした奥様の在宅ワークスペース。
個室から出し入れするのではなく、共有の廊下から出入りするWIC。お部屋の使い方が変わっても収納の使い勝手はずっと◎!
既存の収納はそのまま利用。
生活感の出やすいところは色味を統一して洗練された雰囲気に
トイレは既存のままでコストダウン。その分エコカラットの内装や使いにくかった吊戸棚もなくしてすっきり上品に。
元々キッチンだったところは気持の良い寝室に
浮かせた収納で広いを感じさせる