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設計、監理、土地・物件探しを担当
築35年の木造戸建て住宅のリノベーション。予算の関係で、2階の一部(和室、襖続きの2間)を除き、ほぼスケルトンの状態にし、リノベーションしました。外壁と屋根は状態は悪くないので基本はそのままとしています。床壁天井の断熱の補強、構造筋交い等の補修補強はもちろんのこと、窓のしっかりと性能をUPしました。また床下にHP蓄熱式の床暖房を設置し、熱環境を安定させています。景色の良い部分にキッチンを設置、ここを中心にLDKや書斎、サービス系のスペースを整えました。また2階の寝室は屋根勾配そのままの形の天井としていています
土地探しの段階からご相談をいただきました。眺望第一、ということでお探しの土地が見つかり、建物の状態を確認して設計へとすすみました。インテリアのイメージをしっかりとお持ちだったので、そこに合わせながら、性能面と機能面をご提案し、キッチンも図面をやり取りしながら詳細を詰めて行きました。
新規に設置したまどには樹脂サッシを採用、その他の窓にはすべて樹脂製のインナーサッシを取付けました。また床暖房等の設備にもご理解いただいたので、予算調整は非常に厳しくなりました。コストを削れる?のは内装、ということで私から無茶ぶりに近いDIYのご提案をして、納得いただいたので、木部の自然塗料や珪藻土なども実現できました。タイル貼りまでこなすお施主さんがスゴいです。私も左官等お手伝いしました。
以前のお住まいが築50くらいの借家にお住まいだったので、とにかく暖かいとの感想です。年末年始にまたがり、ひとつづつ、DIYを楽しみながらお住まい頂いているようです。また、ご自分で仕上をされているのでとても愛着がわいているそうです。
現地に1、2度同行してから、プランをご提案、模型等を作ってイメージを共有しながら 基本設計のやり取りをしました。床、壁、天井の材料も実物サンプルと合わせながら、こちらも出来上がりのイメージを共有して行きました。スケジュールの関係で設計は比較的早くまとまりました。施工会社は1社に絞り、内容を調整して行きました。この金額調整に時間をかけ予算に近づけて行きました。施工は思ったよりも解体に時間がかかったこともあり大変でした。
インテリアのセンス、お住まい方が元々ステキな方々でしたので、設計者として、完成後のお住まいのイメージを付けやすかったです。キッチンもよく研究されてましたが、面白い提案をいただいて少し驚きましたが、オリジナルで作ったキッチンでしたので実現することができました。施工会社さんにもかなり頑張っていただきました。
木部塗装、壁塗装、左官、クロス貼、タイル貼までこなすスーパー建主さん。ご苦労も多いですが、楽しんでやられてます。作ってもらった家ですが、半分くらいは自分で作った家、とても愛着がわきますよ
庭のグリーンが見えるところにキッチン、というのは奥様のご希望でした。シンクのあるカウンターのキッチンと背面のIHヒーターと収納。シンクのある手前のカウンターは奥行きを十分にとって、水切りカゴやさまざまなものが置くことができます。背面のカウンターは半分がステンレスで半分が木となっています。壁面のタイルはなんとご主人のDIY!棚に並ぶものがお洒落。(写真はお住まいのお客さまからいただきました)
奥行きの深いシンクのあるワークトップ。周囲に少し立上がりをつくることで手元にいくつかのモノがあってもあまり気になりません。
リビング側から見たキッチン。壁はまだタイル施工前です。家具の塗装もお客さんのDIY。少しムラにも見えますが、アンティーク感、味があってとてもいい雰囲気に仕上がっています。
リビングから庭へつながるウッドデッキ。アウトドアリビングとして休日のお昼等でたくさん使っていただいているようです。この面の窓だけは新しいものに入替え、外壁も杉板を新しく貼りました。
木製(杉)のカウンターに実験用シンクを載せたシンプルな洗面台。木製の縁取りを付けた大きな鏡がポイントです。壁面のモザイクタイルはお客さんのDIY。
キッチン背面収納から連続するカウンター。足下が空いているのは書斎的に使えるようにという意図です。右側は食器等を入れる収納。ここを2歳の娘さんは登ってベンチのようにくつろいでくれてます。
玄関扉とその周囲も杉板で新しくしています。採光の小さな扉は防犯用ペアガラスをはめています。大工さんが周囲の壁面と扉を合わせてくれています。
リビングからみたキッチンです。左手に庭、奥に出窓、その向こうに隣地の緑が映えています。床はオーク、天井は以前より少しup、梁は古いものそのまま出しています。
キッチン奥のダイニングスペース。昔からお使いの机を置けるようにしました。キッチンが南の窓側で少し奥ですが、落ち着いた雰囲気の場所となっています。右手の出窓からも緑が見えます。
キッチン壁側のカウンター。奥にIHヒーターが設置されている部分はステンレスのカウンター、手前側は書斎的にも使えるように木製のカウンターを厚み、高さを揃えて設置しています。
シンクのあるメインのキッチンカウンター。アイランド上になっていますが、リビング側(手前)は10cm程度立ち上げ、その部分は奥行き30cmの収納にしています。手元がホンの少し丸見えにならないのでモノが置けますし、落ち着いて使えます。写真ではわかりにくいですが、シンクの奥に水切りカゴを置ける寸法を確保してあり、一部には炊飯器も置けるようにしたオリジナルのキッチンになっています。
脱衣室を兼ねたランドリースペースです。洗濯機の手前にはスロップシンク(洗濯用流し)も設置しました、壁の上部には除湿器、天井からは2本の物干パイプが吊るされています。こういったスペースは面積を確保するのが難しいですが、花粉症の方や帰宅の遅くなるご家庭、天候の悪い季節などにも有効です。何よりリビングに洗濯物がはみ出さないのはとてもいいです。