家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
前庭を囲むL型のプランと大きなルーフバルコニー
WebSiteからメールもらい、お付き合いが始まりました。数年後には家を作たい、家づくりについては勉強中という段階でした。土地探しもまだ始まっていない時で、ご自宅に遊びに伺ったり、事務所でたくさんの模型や図面を見てもらい話する時間がありました。気に入った土地が出た時には現地までご一緒しました。
家をたてる理由は、今の住まいが手狭になこと、採光が悪いこと、また楽器を演奏されるので、そういった家族の趣味・趣向を遠慮なく実現できる家にしたい、ということでした。
敷地は約11×11mの大きさの土地は、まだ畑なども混在する住宅地。その中に駐車場と前庭のスペースを取り、それを囲むようにL字型に建物を配置しました。L型の飛び出した部分は1階のみで、2階部分は4.5×4.9mの大きなルーフバルコニーとなっています。音楽室はまるまる地下に埋めて防音に配慮しています。
駐車スペースと前庭から見た外観。 メンテナンスの少ないガルバリウム鋼板の角波板です。 右側に大きなルーフバルコニー
セミオープンなキッチン。 収納品に合わせて、棚、扉、引出しをデザインしました。 オリジナルのキッチンです。 ダイニング側にはマガジンラックも用意しました。
Ⅱ列型のシンプルなキッチン。 ステンレスのカウンターでメンテナンスしやすく。
シンク側のワークトップ。 GROHEの水栓と浄水器を組込んでいます。 シンク下はオープンでゴミ箱などを収納予定。 左には大きな引出し。白菜やスイカを丸ごと収納できるようになっています。
コンロ側。 壁面には厚めのステンレス板を貼り、可動のタナを付けました。コンロの下にはステンレス板を貼った引出しを取付け予定です。
キッチンに立った時の眺め。カウンター越しに、ダイニングとファミリースペースを見渡すことができます。カウンターはシンク手元を隠したり、配膳の際の借り置にはとても便利ですね。
メインのファミリースペース。吹抜けの空間。2階とつながっていて家族の気配の分かる空間です。 この家はほとんどの柱と梁の家の骨組みの部分を見えるように仕上げられています。普通の家だと見えない部分です。力強さと木の素材感が良いのです。壁は木目の少ないシナの木の合板。木目 を残した白色の塗装をお客さんと一緒に塗装しました。 写真では見えていませんが、夏冬の上下温度差を和らげるために天井には天井扇がついています。
ファミリールームにあるスチール製の室内階段。大きな窓の前にあります。光と風をできるだけ遮らないようにしました。家の大きさを感じながらあがる空間です。
TVの入る収納棚。大工さんのオリジナル製作。棚や仕切りの位置は大きさを合わせ、配線用に背板は取外し式になっています。 そこをまわり込むように二階への階段があります。
ファミリースペース、2階からの見下ろした写真です。壁際にはダイニングからつづくベンチがあります。上げフタ式で収納兼用です。1階部分の正面は出窓がります。隣の家とかち合うので、横からの細長い窓で通風。奥行きはひな人形など、置く予定のものと合わせました。
2階の子どもたちのスペース。 計画ではベッド、机、本棚などはこの辺におけるという想定はしてありますが、お子さんたちが小さかったこともあり、当初はなにも置かず、ということになりました。吹抜けとは腰までの手すりで接しています。
2階の子どもたち用のスペース。 大きな窓でこれまた大きなルーフバルコニーと接しています。 夏場には(都内では考えられないくらい)とっても大きなプールを出して遊んでらっしゃいました(笑)
大きめのタタミ3枚ほどの大きさの洗面室。お客さんのご提案でステンレスの洗面シンク、カウンター一体型を作りました。メンテナンスはとっても楽です。正面に鏡付の収納、奥にはたっぷりの収納棚を設けています。リネン類、洗濯用品、家族各人の着替えとうもしまえるようになっています。
タイル貼の浴室。シンプルなタイル、人造大理石の浴槽を用意しました。シャワー水栓はGROHEの製品を使用。洗面器を置く台をタイルで作っています。換気も有効なように2ヶ所に窓を設置。高いところはチェーンで操作できます。
玄関の裏手にある、家族共用の収納棚です。みんなのコートやレインコートなど外出着などが掛けられます。右手の棚は本や靴、またFAXの親機が置けるようにしています。キッチンやダイニングでは子機で対応できるからです。こういう場所が作る余裕があると便利ですね。
タタミを敷いた予備室的な寝室。写真にない右手には布団等の収納をたっぷりととっています。前庭と大きな窓で接しているので、なんとなく縁側的に座れる絵も想像しました(笑)スイカでも似合いそうな。
地下の音楽スタジオ。防音のために地下に埋めました。換気ダクトや扉には気を使い(防音ダクト、防音二重扉)、音が外部に漏れないようにしています。 壁に貼付けてある木材は建設時の端材です。これだけでもだいぶ音は変わるようですね。天井にも吸音材を充填し、床は防振の二重床としています。楽しんでお使い頂いているようです。
表札、ポスト、インターホン、照明を組込んだ門柱。無骨に鉄骨に亜鉛メッキの仕上げとしました。
ルーフバルコニーから。 1階木製の引き違い戸が玄関です。ルーフバルコニー手すりはスチール支柱と木の組み合わせ。防腐塗料を塗ってあります。