注文住宅

木造耐火でつくる木の住まい

実施エリア:

東京都

実施時期:

2014

延床面積:

126平米

内容:

建て替えとともに木造住宅が消えていく防火、商業地域に建つ住まいです。
以前建っていた住まいの面影を残すようなかたちで、自然素材をふんだんに使用しました。
構造を除き合板は使わず、無垢の木と手づくりの住まいです。

木の温かさのある外観2

木張り壁のアプローチは外壁認定工法、木製玄関扉は延焼外に位置します。無垢の杉材利用のためとても良い雰囲気です。
雨ざらしにならないためメンテナンス性もよく、色変化が少なくて済みます。

木の温かさのある外観

防火地域であっても、法的、実証的に検証された内容での木の使用は景観が無機質にならず、温かな印象を与えます。
外部使用ではメンテナンスが余り負担にならない箇所(雨ざらしにならない、容易なメンテナンス)でアプローチやバルコニーなどの日常見て、感じる空間に取り入れました。

板壁のアプローチ

木造耐火構造の木張り認定を使用しました。
玄関扉は延焼ラインの外で木製が可能です。
(撮影:新澤一平)

思い出を残す

建物のかたち、庭や、床柱、照明器具の再生利用、住まいの思いを残しました。
(撮影:新澤一平)

無垢の木と本漆喰の住まい

構造材はヒノキ、スギ、国産カラマツを使い、構造用合板も国産カラマツで、環境に優しい選定としております。
内部水回り、敷居などはヒノキ、その他はスギを使用しました。荒床は合板は使わずスギを使用しています。
積層材はノンポルム材です。外壁で雨がかりの少ないアプローチ、バルコニーにスギの木張り認定を使いました。
漆喰は石灰、海藻、麻すさだけの本漆喰です。
(撮影:新澤一平)

猫間障子

窓に障子戸というスタイルは和洋に関係なく落ち着いていて温かな雰囲気となります。
窓は景色を切り取り楽しむものでもあるため、一部だけ上げ下げで調整する猫間障子は余分な邪魔者を取り除いてくれ、景色を引き立て落ち着いた雰囲気を一層のものとさせてくれます。
撮影:新澤一平

材料のこだわり

畳表は豊後七島の生産者松原さん製作のもの、畳床はクライアント出身の西播の裏ござにしました。
材料に大きく関わることは、提供する安心感とともに責任感がわきます。
(撮影:新澤一平)

兄弟それぞれのロフトスペースをもつ子供室

室内のワックス塗りは塗装屋さんの指導のもと家族で行いました。
撮影:新澤一平

理科流しを使用した洗面

洗濯シンクと兼用出来る洗面流しです。
撮影:新澤一平

杉床のバルコニー

窒素加熱処理で高耐久化された杉を使用しました。
撮影:新澤一平