注文住宅

木造耐火構造の町屋

実施エリア:

東京都

実施時期:

2011

延床面積:

132平米

築年数:

2011年

内容:

古い木造の建物を多く残し、下町の雰囲気が懐かしさと親しみやすさを多く残す街区ですが、法規制により耐火構造が要求されます。
この場所への愛着と木のこだわりをお持ちのクライアントのために近隣に溶け込むかたち、懐かしく感じられるデザインとしました。

木製引戸

神輿が練り歩き、窓より水を掛け、軒先に祭り提灯下げる。
下町の雰囲気には木製引戸が似合います。
防火地域でも延焼線外に配置し木製を可能としました。
軒により雨がかりを少なくすることでの耐久性の向上と、2重ロック+防犯ガラスによる安全を確保しました。

町並みをつくる

下町の雰囲気は町屋割りという敷地形状と建物形態、建物の素材、色彩などの秩序から生まれています。この街に愛着を持って住まうためのテーマは、この秩序をいかに住まいのデザインに活かせるかと考えました。

玄関・ホール

左官塗壁はスイス漆喰、床はウォールナットです。
落ち着いた雰囲気としました。
撮影:加藤忠雄

光を送る階段

段板が木の耐火構造の鉄骨階段です。
蹴込部分を無くし、階下にトップライトからの光を送ります。
撮影:加藤忠雄

居間

南上がりの天井。
高窓は部屋奥への採光、空を見上げると共に建物の空気の流れを調整します。
カーテンボックスは間接照明ボックスとなっています。
撮影:加藤忠雄

台所

オリジナル製作の流し台、作業台です。
ゴミ入れ等表に出ない設計としております。
形態だけでなく機器、面材、金物等を含めすべてが自由に選べます。
撮影:加藤忠雄

音楽室

ホームシアターで映画やオペラを観たり、ピアノを楽しむ音楽室です。
ベンチは杢目の綺麗なタモを古色に仕上げ造り付けで部屋と一体化しました。
カーテン、クッションはウイリアムモリスです。
撮影:加藤忠雄

図書室

和の主寝室と子供室の間に皆で使用する図書室を設けました。
撮影:加藤忠雄

子供室

スイス漆喰の壁。
クライアントとの共同作業で仕上げました。
撮影:加藤忠雄

和装棚

和装収納、和装棚は調湿性のある桐で製作しました。
棚ごと引き出せます。
襖の奥に鏡扉があり、着付けの際に使用します。
撮影:加藤忠雄

洗面

オリジナル製作の洗面台です。
台の水濡れ清掃を考え、面材をメラミン樹脂板としています。
撮影:加藤忠雄

浴室

浴室床は多孔質のサーモタイル。床の不快な冷たさがありません。
天井材は見た目に優しく湿気に強いレッドシダーです。
撮影:加藤忠雄