注文住宅

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (木製玄関引戸)

木製玄関引戸

防火地域で延焼線を避けた防火引戸です。 3階リビングのため電気錠で施錠しています。 防犯は防犯ガラスを使用しています。 軒裏に杉無垢の不燃木を使用し、ポーチ床は鉄平石です。 狭い路地に植栽を並べて昭和の時代を感じるこの下町にご家族が持つ心地良いイメージをつくりました。お祭りには軒下に提灯をつる下げます。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (製作ベンチとウイリアムモリスのテキスタイル)

製作ベンチとウイリアムモリスのテキスタイル

タモ材の造作製作ベンチです。 奥行きを広くし、座の上に座ったり寝転んだりします。 カーテンファブリックはウイリアムモリス。同生地でクッションを製作しました。 壁はスイス漆喰塗りです。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (子供室壁塗りDIY)

子供室壁塗りDIY

子供室の壁を職人さん、クライアントさん家族、お兄さん家族、現場監督、漆喰メーカーの人と一緒に仕上げる。 天井にはうんていを製作しました。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (3階建てのバルコニー)

3階建てのバルコニー

眺望を遮らないためと安全上、耐火仕様上、手摺は鋼製亜鉛メッキドブ漬で設計・製作しています。床はFRP仕上の上にイペ材による床、手摺も鋼製フラットバーの上にイペ材で仕上げています。植栽鉢もイペで製作ジャスミンを絡め緑を楽しんでもらいます。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (家具をコーデイネートする)

家具をコーデイネートする

ダイニングテーブルの材料や仕上、大きさ、高さを、ダイニングの椅子のかたち、ファブリック、高さを自分たちに合ったものにこだわる。長く使うものなので製作に1ヶ月以上待っても良いものを選んでほしいものと思います。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (町並みをつくる)

町並みをつくる

下町の雰囲気は町屋割りという敷地形状と建物形態、建物の素材、色彩などの秩序から生まれています。この街に愛着を持って住まうためのテーマは、この秩序をいかに住まいのデザインに活かせるかと考えました。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (レトロモダンに装う)

レトロモダンに装う

下町の景観に似合う心地よい住まいとは。 玄関廻りのスタイルは下町のお祭りが似合う和風モダン。 2、3階窓の格子のついた外観は洋風スタイル。 横目地と色彩でちょっとレトロな感じをイメージしました。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (ポーチの倉庫)

ポーチの倉庫

ポーチにはパイプスペース兼用の小さな倉庫を設けました。 清掃用具、植栽道具、宅配荷物、生協荷物入れとして使用します。

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (玄関・ホール)

玄関・ホール

左官塗壁はスイス漆喰、床はウォールナットです。 落ち着いた雰囲気としました。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (光を送る階段)

光を送る階段

段板が木の耐火構造の鉄骨階段です。 蹴込部分を無くし、階下にトップライトからの光を送ります。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (居間)

居間

南上がりの天井。 高窓は部屋奥への採光、空を見上げると共に建物の空気の流れを調整します。 カーテンボックスは間接照明ボックスとなっています。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (食堂)

食堂

撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (台所)

台所

オリジナル製作の流し台、作業台です。 ゴミ入れ等表に出ない設計としております。 形態だけでなく機器、面材、金物等を含めすべてが自由に選べます。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (音楽室)

音楽室

ホームシアターで映画やオペラを観たり、ピアノを楽しむ音楽室です。 ベンチは杢目の綺麗なタモを古色に仕上げ造り付けで部屋と一体化しました。 カーテン、クッションはウイリアムモリスです。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (図書室)

図書室

和の主寝室と子供室の間に皆で使用する図書室を設けました。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (子供室)

子供室

スイス漆喰の壁。 クライアントとの共同作業で仕上げました。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (月桃紙、七島藺草と漆喰壁の寝室)

月桃紙、七島藺草と漆喰壁の寝室

撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (和装棚)

和装棚

和装収納、和装棚は調湿性のある桐で製作しました。 棚ごと引き出せます。 襖の奥に鏡扉があり、着付けの際に使用します。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (洗面)

洗面

オリジナル製作の洗面台です。 台の水濡れ清掃を考え、面材をメラミン樹脂板としています。 撮影:加藤忠雄

木造耐火構造の町屋~狭小地3階建ての住まい~ (浴室)

浴室

浴室床は多孔質のサーモタイル。床の不快な冷たさがありません。 天井材は見た目に優しく湿気に強いレッドシダーです。 撮影:加藤忠雄

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関わり方

設計, 監理, インテリア, エクステリア(庭・外構)

用途

自宅

居住者

家族(子供1人)

所在地

東京都

費用

設計・施工:4100万円

敷地面積

68㎡

延床面積

132㎡

階数

3階建て

間取り

4LDK以上

期間

設計:9ヶ月 、施工:9ヶ月

完成時期

2011年05月

施工会社

有限会社リモルデザイン

間取り

古い木造の建物を多く残し、下町の雰囲気が懐かしさと親しみやすさを多く残す街区ですが、法規制により耐火構造が要求されます。
この場所への愛着と木のこだわりをお持ちのクライアントのために近隣に溶け込むかたち、懐かしく感じられるデザインとしました。

家づくりのきっかけ・施主の要望

住まいの計画をおこなうにあたり、図書館でたくさんの本を借りたそうです。
そこで私どもの師匠である宮脇檀さんにご興味をもたれ、ご連絡をいただきました。
ご夫妻それぞれの個性あるイメージ写真をお持ちで出来るだけ類似点を求めてご提案していきました。

この事例の見どころや工夫したところ

お忙しい方々でしたが、時間を上手に調整していただきました。そこで、住まいづくりを楽しんでいただけるように、水回り等のショールーム見学、子供室の壁塗り、外水栓廻りの石張り、ホームシアターシステムの見学、造園樹木の買付などご提案を行いました。
設計監理期間中とても楽しい時間を共有させていただきました。

事例の進み方

ご相談を受けて計画地に近い、今のお住まいをお尋ねしました。
ご家族について、住まい歴、現在の場所に住み続けたい理由、生活、趣味、訪問者、予算、家づくりの希望、ライフスタイル、動線、機能、持ち物など私達の「住宅プランチェックシート」のように充実した調書とご夫妻それぞれのイメージ写真をたくさんのデータでお見せいただきました。
私どものこともお話し、プレゼンテーション作成のご依頼を受けました。
3週間ほどお時間をいただき、敷地確認、概要確認(建基法、インフラ、地盤等)を確認し、コンセプト提案、プレゼンテーション図面と予算計画案と1/100の模型を提出させていただきました。
ご提案をお気に入りいただき次の機会に、修正案と設計契約を結ばさせていただきました。
計画案を数回調整し、木造耐火構造、SE構法、住宅エコポイント取得で行うことに決定し基本設計に進みます。
木造耐火構造、SE構法は認定施工者が限られるため、施工者探しと実作の見学を調整し見ててもらうようにしてました。私どもの進め方は基本で仕様や内容を決めていき精度の高い設計見積りを提供することとしているため、施工者のリモルデザインさんには基本から参加してもらいました。ショールームは水回り、エレベーター、ホームシアターシステムなど数回に渡りご一緒させていただきました。実施設計中も度々お会いしお打ち合わせすること20回程度となりました。
地鎮祭、上棟、現場説明や子供室の壁塗DIYなど工事中も10回程度お会いしております。
また、2011年1月完成半ば過ぎに防火窓の性能不足による問題がありました。
そして、3月の震災では釜石の畳屋さんが被害をうけてしまいました。
山側の倉庫で製作が出来ること、藁が倉庫にあり放射能被害を受けていないことを確認しご協力をお願いしました。
引渡の5月に窓の暫定品が完成し取替えて仮使用許可を受け引越してもらいました。
検査済み証取得はその後です。
暫定窓は5年後に完成品と取替えになりましたが、特殊な外付窓はまだです。
引渡前にはインテリアコーデイネートのご依頼を受け、ウインドートリートメント生地、家具のショールームをご一緒しご提案、施工させていただきました。
お気に入りの家具も製作品のため納期は1ヶ月以上お待ちいただきました。
そして、造園工事もご依頼いただき、深大寺の畑に植えるものの確認にお付合いいただきました。緑化助成の手続きもお手伝いしました。
やり取りはお会いするだけでなく、多くのメールで行ないました。お考えを丁寧にご説明いただいたこと、住まいへの思いなどをいろいろ報告していただきました。
少年時代過ごされた住まいの階段板を1段使用したいなど、この住まいづくりへの思いを感じることができました。

印象に残っていること

クライアントのお二人はとてもお忙しい方です。ご主人はで世界中を飛び回り、奥さまは関西、東京、ネット会議などお二人とも目まぐるしくお仕事をされております。その中で、住まいづくりを私どものスタイル「住まいづくりを楽しむ」でご満足いただけたことがとてもうれしく思っております。
家族ぐるみでの食事会をしたり、SNSで時々の生活をお知らせいただいております

私どものHP掲載のためのクライアントさんのご寄稿です。

「家を建てるということ」

家を建てるということは私たち夫婦にとって、おそらく一生に一度の超高額な買い物。
なのに、自分たちが持っている知識は乏しく、失敗も許されない一発勝負。
どこに頼むのが“正解”なのかわからず、失敗したときの後悔を想像し不安な気持ちで、建築関係のサイトや本を読み、モデルハウスを訪ねる日々を重ねました。

そんな中、故宮脇檀氏の書籍「それでも建てたい家」に出会いました。
本の中にあった、「すべての人にとって“正解”の家はなく“住む人の価値観や暮らし方”にあった家作りを」という考え方に「あ、そうか」と目から鱗が落ちた瞬間でした。
「クライアントの暮らし方にあった家を一緒に考える」、その考え方を継承されているであろうと宮脇檀建築研究室ご出身の建築家を探しTAMさんにたどり着きました。

初めてTAMさんにメールで問い合わせしたときは、かなり緊張しました。
当時TAMホームページに掲載されていたTAM代表の新井敏洋さんの写真は、渋い表情の強面だったので、(変なことを質問したら怒られかも)と内心びくびくしていました。
でも、すぐに丁寧なお返事が返ってきて、その後すぐに事務所兼ご自宅にてお会いすることになりました。
実物の新井さんは想像より声が高く、宮脇先生のことや「家は人である」と熱く語る気さくな方で、奥様(パートナー)の真理さんの穏やかな笑顔にもホッとしました。

TAMのお二人は、私たち夫婦の話を熱心に聴き、私たちの「こうだったらいいな」という漠然とした希望を、 豊富な知識と経験と入念な調査をもとに 想像以上の提案に変換してくれました。
一緒に楽しみながら家造りができそう、という信頼感とわくわく感。「私たちの暮らし方にあった家を一緒に考えてくれる人」。その確信がTAMさんへの依頼の決め手でした。

TAMさんとは、30回以上の打ち合わせを重ね、1年半後に我が家が完成しました。

私たちの、それまでの暮らしを棚卸しし、未来を想像し、夢の暮らしを言葉にしてみる。それをお金や土地の制約がある中、施工を引き受けて下さったリモルデザインさんと一丸になって最高の形に表現する。
家を建てるとは、そんな楽しい過程であり、自分たち家族のあり方をじっくりと振り返る貴重な機会でもありました。

その結果完成した我が家ですが、3年経った今も、住み始めた時の感動と満足感が続いています。
「家は建ったときが完成ではなく、住み人の暮らしと共に育っていく。」 そんなTAMさんの言葉を日々実感しています。
これからもこの家と、ともに育つ私たち、TAMさんとのおつきあいが続くことがとても楽しみです。

パース/模型/CG/スケッチなど

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この事例のコンセプト

手掛けた建築家

新井敏洋・眞理

新井敏洋・眞理

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所在地

東京都練馬区土支田1-20-25

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新井敏洋・眞理

建築家 / @東京都