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3世代が同居する2階建ての住宅です。3世代が快適に過ごせるよう、LDKは屋根勾配45度の形状をそのまま天井にした吹抜けや、床を掘り下げたピットリビングで限られた面積を広く感じられるように工夫しています。各個室は吹抜けのリビングを介してつながっており、3世代がほどよい距離感を保ちつつ、それぞれの存在を意識しながら快適に過ごせているそうです。
前面道路の拡幅による建替え工事で、元の敷地から8割ほどの面積に縮小するため、住宅も既存よりもコンパクトにする必要がありました。これまでの住宅より面積が小さくなったことを感じることないようにしてほしいとの要望がありました。
限られた敷地の中で、隣地からの視線を気にせず南側に開口を取るために、中庭型にしています。中庭に面したLDKは吹き抜けにしていますが、天井が高いと空調負荷も大きくなるため、急勾配天井の吹き抜けにして気積をへらしています。
天井が高く、またピット状に掘り下げたリビングは居心地がよく、2階も含めた各個室は吹抜けのリビングを介してつながっているので、3世代がほどよい距離感を保ちつつ、それぞれの存在を意識しながら快適に過ごせているそうです。
まずは、これまでの暮らしで問題に感じていることなどを洗い出してもらい、これからの住まいへの要望を挙げてもらいました。まずは、初回提案では、要望を叶えるためのプランニングをしますが、打ち合わせを重ねる中で、ご要望の優先順位を決めていただきながら、クラアイントと設計者の双方が納得いくまで、繰り返しプランニングを行いました。
着工してから、毎週、工事の確認と施工者の打ち合わせのために、設計者として現場に行きますが、私以上にクライアントが現場にいらっしゃって、家づくりに対する熱い思いを感じました。
急勾配の天井と床を掘り下げたピットリビングで、開放的で居心地の良い吹き抜け空間にしています。
大きな開口部は中庭に面して、隣地からの視線を気にしなくてもよいように配慮しています。
階段や廊下をリビングの一部にすることで、床面積をコンパクトにし、動線を短くしています。
玄関は開口部を小さくし、一旦、閉鎖的に作ることで、リビングの開放感がより感じられるようにしています。
ピットリビングからキッチン側も見た写真です。
リビングの一部に通路を設けることで、面積を小さくしながらも開放感のある空間にしています。
道路側から見た外観です。
東側道路から見た外観です。