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オーナー住戸と友人が住まう賃貸住宅が併設。ほどよいプライバシーを保つため共用テラス・インナーテラスをつくりました。
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当
オーナー住戸と賃貸住宅1戸で構成された共同住宅です。敷地の東側隣地は、近い将来に東京都の公園となる環境でした。賃貸住戸部分にはオーナーの料理好きな友人が住まう予定で、2人の共通の友人も集まることができるような空間が求められました。そうした諸々の環境から、公園に面した気持ちの良い場所をオーナーと賃貸住戸の住人である友人が使用できる共用テラスを設け、木製の製作サッシを挟んでインナーテラスを設けることで、雨の日もインナーテラスで共に時間を過ごすことができます。共用のテラスにはハーブやオリーブなどの果樹を置き、採取して料理にも使えるエディブルガーデンとする予定です。
オーナーと友人のプライベート空間をそれぞれしっかり確保しながら公園側にひらいた気持ちの良い場所を共有し、快適な場所で共に過ごすことが2人のこれからの楽しい生活を支えることを期待しています。
既存建物の老朽化により建て替えのご依頼でした。お家の建て替えに伴い、賃貸住戸を設けてオーナーの友人が住まう予定で、適度な距離感を保ちながら共に楽しく過ごせる家をご要望されていました。また、2人の共通の友人も集まることができるような空間が求められました。また、一緒に住む猫にとっても居心地の良い場所がたくさんあるようにして欲しいとご要望がありました。
居住者どうしのプライバシーを保ちながら、各々の空間はもちろんのこと、一緒に使える共同空間をどのようにつくるかというところがポイントでした。隣地が公園となる計画であったため、公園に面した気持ちの良い場所に居住者どうしで使える大きなテラスを設け、それにつながる広いインナーテラスを計画しました。賃貸部分にはオーナーの料理好きな友人が住むので、採取して料理にも使えるエディブルガーデンとする予定です。
明るく開放的な共同スペース(インナーテラス)を介して、コンパクトながらも開放的な空間を目指しました。居室の周りに作り付けの収納家具や吊り戸棚の上にちょっとした隙間を設けたり、カーテンボックスを大きめにつくることで、自然と空間に溶け込むキャットウォークになるように計画をしています。
オーナー、オーナーの友人、施工者のみなさんと共に、約2週間に一度程度の頻度で本当に楽しくお打ち合わせをさせていただきました。お引き渡しを迎えて毎回のようにご飯を食べたりお酒を交わしながらのお打ち合わせがなくなったことは少し寂しく感じましたが、お住いになってからもよく遊びにいかせていただいており、とても有難く感じています。
左側がインナーテラス、右側(1F)がリビングになっており、立体ワンルームのような形状で明るく開放的な空間になっています。
公園に面した明るく開放的なインナーテラス。ミニキッチンがあり、みんなが集まれるスペース。
インナーテラスは公園側に設け、開放感のある空間になっています。大きな製作窓は全開放できます。
みんなが集まれる外部のルーフテラス。果樹をたくさん置いたエディブルガーデンにする予定です。
インナーテラスとリビングが大きなひとつながりの空間です。スキップフロア状になっていて、ダイナミックにつながります。
インナーテラスにはミニキッチン・トイレがあり、みんなが集まった時に活躍します。インナーテラスとワークスペースの間には建具があり、ゲストルームとしても使えます。
リビングとダイニングスペース。天井が高く、開放的な空間です。造作収納やキッチンの吊り戸棚の上がキャットウォークになっています。
外観(夕景)です。白い外壁部分が賃貸住戸、黒部分がオーナー住戸になっています。