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設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当
□ 減築することで生まれた中庭|狭小住宅のリノベーション
狭小地にさわやかな風と光を通す装置としての中庭
約20坪の狭小地に、光と風を取り込むために中庭を設けるリノベーションです。
この家の改善点としては、密集地なのでまわりが建て込んでいて住環境が悪く、それを改善するために工夫が必要でした。 もう一つの目的は、裏にある離れの家と二階レベルで行き来出来るようにすること。 さらに、一階のワンちゃんの薄暗い部屋からこの二階部分の明るい中庭へ自由に行き来出来るようにすることです。
□ 減築することで蘇る
そのために、敷地奥の二、三階の特に薄暗く光も入りにくい二部屋を減築して取り去り、 このスペースを光庭とすることで、いろいろな問題が解決しこの狭小住宅はよみがえります。 その減築をしてでも光と風を取り込むための外部スペースを設けることがとても重要でした。 特に一階へは、トップライトを設けることで、二階の中庭の明るさが階下まで入り込むことも期待しました。
その結果、中庭の外壁を白い左官仕上げとすることで、光が反射し室内がとても明るくなりました。 そしてとても快適となった外部スペースは、室内とは開放的につながり、4匹のワンちゃん達もスロープのお陰で、 自由に行き来できるようになりました。
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まるでリゾート感覚の中庭ができたので、驚きました。
狭小地で薄暗い、小さないえでしたが、初めはここまで劇的に変わると思わなかったので、完成して大満足してます。
□ 少なくすることは、多くの豊かさを手に入れること
増築をやり続けていく事で、結果住環境の良くない家となってしまうことが多いです。
とくに狭小地においては、このように思い切って減築する事で、家は蘇ります。
アルミ製ガラス戸を全部引き込みむ事で、室内床のボルドーパインフローリングと一室の様に繋がる
アルミ製ガラス戸を全部引き込みむ事で、室内床のボルドーパインフローリングと一室の様に繋がる