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設計、施工、監理を担当
広い家はどうしても部屋が寒いという悩みがありますがリノベーション後、あまりの部屋の暖かさに「キッチンにいても全く寒くないんです!」と担当デザイナーに思わず電話をしたとおっしゃる奥様。
これからも皆とゆったり過ごせる空間をつくりたいと願うことは、そこに暮らすご家族の生活もよりよくなることと同等であると実感した、快適リノベーションの施工事例です!
ご主人のご実家で暮らす為に、リノベーションの検索をしていたら、たまたま住工房のインスタに目が留まりご相談をいただきました。
ご親族がよく集まりお客様も大勢訪れることも多いH様は、二世帯といっても水廻りを分けることはせず、LDK空間を開放的にして、みんなが囲めるキッチンとなるように水廻りの動線も変えたいとのご希望でした。
ダイニングキッチンとリビングが間仕切られていた壁を取り、廊下まで取り込んだLDKにすることで今までよりかなり明るくなり、広々とした空間に変わりました。 キッチン横の東側の掃き出し窓を新設、南側の窓は小さくし近所の視界を外す工夫を。
ダイニングキッチンとリビングが間仕切られていた壁を取り、廊下まで取り込んだLDKにすることで今までよりかなり明るくなり、広々とした空間に変わりました。 キッチン横の東側の掃き出し窓を新設、南側の窓は小さくし近所の視界を外す工夫を。
階段に引き戸を、玄関ホールにリビングドアを取り付けました。冬はドアを閉めて冷気を防ぎ、夏は風通しよく開け放せます。これが部屋が暖かくなった理由です。通風と採光を最優先に考えた住まいは住工房の永く住まう家づくりの基本です。
大勢でも囲めるシンクのみのアイランドキッチンと壁付けコンロ側キッチン
大勢でも囲めるように、シンクのみアイランド型にしました。コンロ側キッチン、カップボード、冷蔵庫、パントリーをあえて一列化して統一感を持たせ、デザイン性もこだわりました。 シンク側の天板はステンレス。コンロと背面収納には人大天板をチョイス。扉材はあえてシンク側とは色分けしました。
背面収納は吊戸棚と飾り棚と、下台収納の扉の色を分けました。 白の染色系の仕上げにした床材に合わせて下台はメラミン仕上げ、吊戸棚と飾り棚はナラのソープ仕上げ(※)にしました。 ※ソープ仕上げとは石鹸液を塗り、石鹸の脂肪分が木の導管に残ることで、汚れが付着しにくくなる塗装方法。 色は白く、さらりとした肌触りが特徴。 白木をさらに美しく仕上げる事ができ、モダンで洗練された雰囲気を演出してくれます。
来客が多い時のことを想定して、少し大きめのダイニングテーブルをオーダーいただきました。 ナラ材のテーブルもソープ仕上げです。 またダイニングチェアは宮崎椅子のhata(オーク)をチョイス。ダイニングテーブルのペンダントライトもお施主様のこだわりです。デザイナーをされているご主人はインテリアもハイセンスです。
水廻りの動線を変えたいと思っていたお施主様。以前はダイニングからしか洗面室浴室に入れない間取りでした。 キッチンの真裏に設けて、洗面→脱衣室→浴室が繋がる一直線の動線にしました。洗面と脱衣室の間に扉をつけることで更に気兼ねなく使いやすくなった水廻り空間。 廊下から入れるので、来客時も気兼ねなく使ってもらえる洗面スペースとなりました。
ワンちゃんのシャンプーがしやすいように洗面ボウルの形と洗った後に拭きやすいように洗面台を設計しています。
吹き抜けの玄関は寒さを軽減させて光を取り込むさわやかな空間へ
以前廊下だったところをLDKに取り込み、玄関ホールとの区切りにリビングドアを取り付けました。シンプルな格子戸は、玄関からの光を部屋に取り込み、引き戸は通風も自在です。
吹き抜けの玄関は寒さを軽減させて光を取り込むさわやかな空間へ
以前寒かった玄関も、リビングドアで通風を自在にすることと玄関ホールをコンパクトにすることで寒さが軽減しました。
外壁は塗り壁工法。雨と一緒に汚れが落ちる超撥水効果でメンテナンスの軽減も考慮できます。 外壁の白いサイディングや飾りなどもありましたが穴埋めし、サイディングの目を塗り壁でつぶすことですっきりとした仕上がりになりました。 2・3Fの既設サッシの黒にも映える上質感のある外壁となりました。
もともと広々としたトイレ空間はそのままに、ナチュラルな雰囲気のカウンターとモザイクタイルで目切りには真鍮を使っています。壁面のLEDライトも縦長のラインを強調して上品なトイレルームに仕上がりました。
皆が寛げる広々としたLDK空間にしたいと一番に願ったS様。快適に暮らすための3箇条、『通風・採光・動線』を改善することでヒートショックにも配慮した安心できる住まいとなりました。先代が建てた家への思いを受け継いで、若い世代がともに暮らす家。 「家」というものの一つの理想形がここにはあることを感じたリノベーションでした。