戸建リフォーム・リノベーション

NK邸 / 二世帯住宅へのリノベーション

面積:

212㎡

築年数:

18年

エリア:

東京都

内容:

既存は築18年になるハウスメーカーが建てたツーバイフォーの一世帯用住宅で、1階を親世帯、2階を子世帯にリノベーションしている。1階は廊下を無くして各部屋を広げ、リビングとダイニングの間の構造壁を移設して両者の繋がりを高めている。2階は元々あった和室の壁を撤去して広いLDKを作り出している。キッチンや浴室、洗面所などの水回りは、1階は位置をずらして再生し、2階は新たに浴室、キッチンを設置している。さらに、テラス、バルコニーを室内と関係づけられるように作り直し、1、2階とも自然を感じられるLDKとしている。外壁と塀は陰影が出る左官で一体に塗り直し、二世帯それぞれにスチールの庇とヒノキ無垢材の玄関扉、門扉を設けることによって、新しい佇まいをつくった。

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

森吉直剛

建築家 / @東京都

クライアントからのご要望として、必要諸室、部屋の大きさ、収納の容量などをお聞きします。これらは重要な「必要条件」です。それに対し私からは理想の住まいについてもお聞きしています。それはクライアントが思い描く生活シーンの中に潜んでいます。たとえば「自然と一体となった」や「家族の気配が感じられる」とか「友人と楽しくすごす週末」などです。私からも新たにイメージを提案して議論していくうちに、クライアント「オリジナルの生活シーン」がみえてきます。それを実現することを「十分条件」として設計をはじめます。まず必要条件を満たしてから十分条件も確保していこうとするのが通常かもしれませんが、逆に十分から必要に戻っていくほうが、クライアントにとってより良い住まいができあがる場合もあります。必要諸室は、子供の成長など時間の経過で変わっていきますが、オリジナルの生活シーンはなかなか色褪せるものではありません。設計中は、模型や図面を元に、クライアントと何度も対話し、確認しながら決めていきます。最終的にクライアントとの共作として、必要機能を満たしながら、クライアントオリジナルの「生活環境」を、現場監理も通して確実に実現していくことが私の役割であると考えています。

森吉直剛

建築家 / @東京都

この専門家のプロジェクト一覧