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敷地は多くの木々で覆われ、中には15mを超すクスノキやケヤキもあり、敷地の広さと木々の魅力を計画に反映させることは、ごく自然に命題となりました。住みながらの建て替えであり、一部残した既存建物をうまくよけながら、樹木の間を縫うように建物を配置するスタディを重ねました。最終的には4つの棟を廊下で繋げるかたちとしています。棟ごとにLDK、寝室、和室、子供部屋等の機能を与え、それぞれ違う方向に向いた片流れの屋根を設けることによって、住まい全体に様々な経験ができる場所をつくっています。その上で、お互いに関係性を持たせるように設計しました。具体的には、各棟から別の棟が見えるように開口部を設け、さらにその間に外部空間をはさむかたちとしています。お互いの距離と見え方の角度、外部空間のとりかたを注意深く設計し、四季を通してそれぞれの場所での経験と場所どうしの距離感を楽しむ事ができる住まいにしています。