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設計、施工、監理を担当
ご主人様が幼い頃に暮らしていたおじいさまの家。二人の子供を授かったお施主様はこの家を譲り受け、沢山の思い出やおじいさまの想いを継承するため、建替えではなく耐震補強+リノベーションを選択されました。ご夫婦でインドに在住されていたアクティブなご夫婦が望んだのは、「子どもたちが遊びながら学べる、遊び心のある住まい」。また、完成された家にただ住むのではなく、時を重ねて創り上げていく事を、これからの楽しみとして育んでいけるよう余白を残しました。41年の時を経て、次の世代へ創り継がれる住まいへと生まれ変りました。
(お施主様談)インドで5年間国際協力活動にかかわり、帰国後生活の場を探し一時的に両親と同居したがスペース的に無理があり、また介護職として再就職し生活も安定したところで、空き家となっていた祖父母がかつて住んでいた家が残っていたため、そこに住むことを決意。当初はそのまま荷物だけ整理して住む予定が水回りは直す必要がありリフォームを検討しました。その過程で建替えも検討し始め興味があったリノベーションをしているデザイン事務所をネットで探し軽い気持ちで相談。相談した結果どんどん思いが膨らみ、また各方法の費用を比較したうえで目途が立ったため全面的にリノベーションすることに。
〈旦那様〉…間取りが子供に与える影響は大きいと思うのでできるだけ間取りを仕切ることは今の段階ではやめて、後々少しづつプライベートスペースも作れるよう今回が完成形ではない家づくりを心がけました(少しづつ家を変える楽しみを取っておきたかった)。
〈奥様〉…どこにいても子供の居場所がわかる空間。キッチンが一番自分の過ごす場所になるのでそこからの視界や家事のしやすさを重視しました。
(お施主様談)やっぱりリノベならではの仕切りのない大空間。子供がいても広々して気持ちいいです。利便性に関しては想定していないことが出てくるのでどうしても不便を感じるところは出てきます。地味にコンセントの位置などあーすればと思うことはあります。どうしても新築は出来上がったところで完成と思ってしまうのでそこからは消耗ととらえがちですがリノベは一回大々的に直しているので、またそこからリノベすればと考えることができるので精神的に楽です。特に子供が小さいので生活の変化が激しくその柔軟性は魅力です。なのでいまでもプレーンだった子供部屋に二段ベッドがほしいようなので子供部屋だけに4段ベッドのある子供部屋リノベお願いしようかしらとまた日々雑誌やpinterest見ながら家族みんなで妄想中です。
キッチンの前に階段を配置することにより、お子様が2階に上がるときには必ず顔を合わす事ができます。踊り場に座って勉強をしたり、お母さんといつも一緒です。
杉材をふんだんに使用した内装は、ぬくもりを感じる空間に。床は素足で歩くと本当に気持ち良いです。
もともと洋室であった部屋を吹き抜けに。暗かった部屋が、日差しを受けてすがすがしい空間に。
ボルダリングをして上がって行くと、屋根裏部屋に通じます。そんな遊び心が楽しい人が集まるホールです。
強化ガラスからは、キッチンに立っているお母さんが覗けるようになっています。
小窓から、何か用事があるときは会話ができます。
中二階のデッドスペースを利用して作った書斎。はしごを登っていくと、自分だけのこもり部屋に。
玄関は土間スペースとし、ドアも内装に合うようにオーダーで作成。
露出配管でラフに仕上げるスイッチ。
通し柱で構造上取れない柱であるのはもちろん、祖父母さまとの想い出が詰まった柱は、これからも受け継がれていきます。
サッシ上のデッドスペースも書棚に活用
普通であれば、クロスを貼る壁ですが、お子様が小さいうちは落書きをしても叱らなくて済むように、あえて構造用合板で仕上げています。大きくなったら、クロスを貼ってしまえば落書きしても安心です。