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設計、施工、監理を担当
「どうせなら古くて変わった形の物件が面白い」と、V型が特徴的なこの物件を購入し、中古×リノベーションの醍醐味をとことん楽しむ方法を選んだお施主様。面白い形状をしている代わりにデメリットとなり得る点も多くありました。家の中央に位置する大きな柱、斜めのデットスペース、古い物件ならではの大きな梁。普通なら邪魔でしかないこれらを、この住まいの”面白さ”とすることが今回のテーマでありました。大きな柱は、あえて剥き出しにしてタイルを装飾。この住まいの大黒柱として家全体を見渡せるシンボルとしました。V型の形状から生じる斜めのラインをより際立たせることで、他にはない個性的な間取りに。大きな梁には間接照明を施し、演出力を上げる上で重要な役割を担っています。
また、読書好きのご主人には少し篭れる書斎を、ゆったりくつろぐのが好きな奥様には緩やかに繋がる明るいLDKを、ファッション好きな中学生の娘さんには充実のクロゼットを。それぞれが程よい距離感で自然体で暮らせる住まいが完成しました。