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設計、土地・物件探しを担当
アパレル関係で働く女性のお住まいです。築20年の物件をリノベーションして、LDKに面してワークルームを、寝室横にはクローゼットルームを配置しました。お気に入りの家具や照明をどう配置するかを前提にプランニングし、インテリアグリーンを楽しめる暮らしを実現しています。
「好きなときに好きなだけ料理をしたいと思い、南向き、70㎡以上で好きなグリーンを室内とベランダで育てられることを条件に物件を探しました。リノベーションの依頼先は他社も検討しましたが、これ、好きなデザイン! とネットで見つけたのが、ハウストラッドでした」
南向きの部屋を活かし、キッチンやワークルームにいてもLD越しに光が届き、風が抜ける配置にしました。窓辺にはグリーンをハンギングできるバーを造作。ワークルームの内窓やフレンチドアも、開放感にひと役買っています。
床や建具は、Sさんがお持ちのダークブラウンの家具やモスグリーンのソファとの相性のよいものをセレクトしています。
「家づくり自体が楽しくて、終わった後はしばらくロスになったほど。ワークルームにミシン3台や編み機も入れて、趣味の製作も楽しめるようになりました」
マンション探しの際に出した条件が、「南向き、70㎡以上で好きなグリーンを室内とベランダで育てられること」というほどの趣味の植栽と、長年気に入って買い集めたインテリアをどう配置するかを前提にプランを進めました。
既存のビンテージ家具に合わせて、フローリングや造作家具の染色をかなり拘って、塗装サンプルを何度も作ってかなり時間をかけて施主様と検討しました。
その甲斐もあってかなり馴染んだ仕上がりになって良かったです!
シックなダークブラウンで統一したミッドセンチュリー的空間。レトロなラインの脚付きサイドボードやダイニングセット、個性的なフォルムの照明などを、どう配置するかを前提に、プランニングしました。
リビングは窓まわりをすっきりと見せるバーチカルブラインドで光と視線をコントロール。
リビンングの隣は和室を取り払って設けたワークスペース。リビングとの間は室内窓で、明るく広さ感を確保しています。
梁下や柱の内側にサイドボードなどを配置。パーケット張りの床とダークブラウンの家具に、グリーンが映えます。
ダイニングテーブルの上のダイヤ柄のシーリングライトは、Sさんが10年以上前に購入され、ダイニングテーブル上につけたいとご希望のあったもの。ダイニングテーブルのサイズ感なども考慮し照明の位置を決めています。ミッドセンチュリーのデザインとも相性のいい円筒形のフォルムが空間のアクセントになっています。
キッチンカウンターはダイニングの家具の色に合わせて、カバの木に家具塗装をして艶やかな仕上がりに。
キッチンの背面カウンターは〈バイタミックス〉のブレンダーや、〈クイジナート〉のオーブントースターなど、愛用の調理家電を置けるスペースです。
ワークルームの入り口は前後どちらにも押し開けられるフレンチドア。部屋を訪れた人にワークルーム内が見えない高さながら、上下が抜けているため、本格的なドアのような圧迫感がありません。
忙しい仕事の合間に趣味の編み物をすることも、Sさんの大切な時間。ワークルームはデスクワークができるパソコンカウンターのほか、ミシン3台や編み機、コーンに巻きつけた毛糸を並べられる棚も設けました。
リビングの横に設けたワークルームには、レトロなガラスを使った上げ下げ式と回転式の室内窓をつけています。ワークルームからは窓越しにベランダからの光や風が取り込めます。
ワークルームの入り口は、フレンチドアあるいはスイングドアと言われる、前後どちらにも押し開けられる作り。ダイヤ柄のガラス窓を設けました。
ハンギングしているマクラメはSさんのお手製。つり下げる長さにあえて長短をつけてリズミカルな配置をされています。自然光を透かすようなみずみずしい緑が最高のインテリアになっています。
リビング側はペンダントライトを使わず、ウォールランプをアクセントに。スタンドライトと共に、夜の時間をゆったりとくつろげる明かりで演出します。
スクエアなシンクとタイルで造作した洗面台。足元を抜き、収納棚を設けています。
お仕事柄、ワードローブが多いため、寝室の隣にはアーチ開口で繋がる3畳ほどのクローゼットを設けました。やわらかなアールのラインが垣間見える部屋の様子をやわらかく切り取ります。
染付の器や、グリーンのパイレックスなど、Sさんの好きなものを収めたガラスの棚。背板がなく光を通すガラス棚だからこそあえて窓辺に置く。その楽しみ方にSさんのセンスが光ります。