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設計、施工、監理を担当
お気に入りの海外ドラマで見るような空間へと、リノベーションをご希望されたお施主様ご夫婦。「住んでいて楽しい家に住みたい!」と、海外のインテリア雑誌を参考に、イメージを固めていらっしゃいました。それを象徴するのは、白い空間にそびえ立つKININARUKI(キニナルキ)」。まるで外にいるような感覚と北欧のデザインを思わせるこの「キニナルキ」は、お施主様の「楽しい暮らし」を見守る家の中のシンボルツリーです。
「駅から多少遠くても、少しくらい古くても、大きなルーフバルコニーさえあればいい!」
お施主様ご夫婦の住まい探しのきっかけは、そんな強い想いから始まりました。バーベキューができたり、雨の日も少し外の空気を感じたり、光と風を感じながら朝食をとったり...。「楽しく暮らす」ことを最優先に考え、お二人がたどり着いた結論は「大きなルーフバルコニーがあるマンション」という明確なものでした。
ご主人様の通勤を考えるとある程度のエリアは決まっていました。そこから、希望の広々としたルーフバルコニーを第一条件に、インターネットや地元の不動産会社を中心に住まい探しを開始。けれど、紹介された物件はどれも少し広めのベランダが付いている程度で、がっかりすることもしばしば。諦めかけたときに出会ったのが今回の物件です。
ご夫婦にとって「ほぼ即決だった」という運命的な物件でした。見つけた物件のルーフバルコニーは約30m2と広々。「楽しく暮らす」ことがかなう希望通りの広さに、テンションが一気に上がった、というのも頷けます。
広々としたルーフバルコニーとともに、ご夫婦がこだわったのがこの「キニナルキ」。なんと、家の中にあるシンボルツリーです!この「キニナルキ」の材質は、細かいデザインが再現でき、強度にもこだわったMDF(木をチップにし圧縮して固めた素材)に塗装を施したもの。オブジェの役割だけでなく、飾り棚や洋服掛けとしても使える実用性も兼ね備えています。家の中なのに森にいるような不思議な空間は、北欧風のインテリアとマッチして、まるでおとぎの国にいるような楽しさです。
(お施主様談)リノベーションを依頼する時は、型にはまらない方がよさそうです。雑誌などで紹介されているデザインには流行廃りもあるし、あまり見過ぎないほうがよいかもしれません。ある程度おまかせして、「こんな生活がしたいな」ということだけ、しっかりと伝えるのがよいと思います。「面倒くさくない家」って伝えただけで、自分たちにぴったりの家ができ上がったので!
(お施主様談)打ち合わせというより、しゃべりに行っている感じで、常に笑ってました。担当のおふたりが、自分たちがあやふやに伝えたことを聞き取って絵にしてくれるのが、毎回「おぉ~」ってなりましたね。打ち合わせに行くこと自体がそのころの楽しみで、終わっちゃうときはちょっと寂しかったです。
アメリカの連続ドラマ「Sex and the City」のキャリーの部屋のような、楽しい家をコンセプトにデザイン。家具もポップなものを選択し、より楽しい空間に。
お気に入りの本や雑貨を飾ったり、バックを掛けたりと実用性もある「キニナルキ」。いつも家族を見守ってくれるシンボルツリーです。ハロウィン、クリスマス、誕生日など、シーンにあわせて飾り付けをすることでイベント感も演出します。
玄関を開けると、リビングの中央にちょうど「キニナルキ」が見えます。 この廊下から続くラインに「キニナルキ」が見えるポイントは、ご夫婦とデザイナーのこだわりです。
キニナルキにはキャラクターを並べたり、季節のものを飾ったり、時には洗濯を干したり。「見守る木から狙われたりして」というご夫婦の遊び心いっぱいです。
物件購入時にキッチンはリフォーム済みであったためキッチン本体は再利用をしました。壁面の壁は、古材を使用し白の塗装でシャビーな仕上がりに。
フリーマーケットで購入し、大切に持っていたステンドグラスをキッチンの壁のポイントに。カラフルな色使いがインテリアにぴったりです。
黄色の枠が印象的な見せる玄関収納は、洋服や靴などを見せてしまうことで、まるでショップのような雰囲気に。洋服や靴をディスプレイする感覚で、インテリアの一部のように演出できます。
ライトブルーの壁と白いモザイクタイルが爽やかな洗面所。 シンクは、水の飛び散りが気にならない深型タイプ(病院や理科室などで使われる実験用シンク)。住宅以外の商材を使えるのもリノベーションの魅力です。
オリーブグリーンとブラウンの絶妙な色合わせ。 狭いからこそ、遊び心でカラーリングにこだわったトイレです。
ブルーのアクセントカラーで明るいイメージの寝室に。