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設計、監理を担当
夫妻と愛犬がゆったり暮らすためのマンションリノベーションです。キッチンやダイニングを区切るような壁を取り払い、大きなLDKに家中がつながる回遊動線をとることで、奥行きを感じつつ生活の利便性が得られる空間となっています。扇形の特徴的なプランに広いバルコニーが周り、お部屋の内部にも外部の植栽の景色を臨めマンションでは得難い庭とのつながりを感じられます。
【掲載誌】リノベで解決!50代からの家と暮らし。(扶桑社 2023/6/14 発売)
お子さんの独立をきっかけに、ご夫妻2人と愛犬とが快適に過ごせるような住まいに作り替えることになりました。料理や会話がしやすいようなオープンキッチンにする、ワンちゃんが滑りにくい床にすること、開放的な空間にしたいということに加え、来客用トイレは玄関近くに設けたいというご要望もありました。
クローズだったキッチンをオープンキッチンにして、大きなリビングダイニングキッチンにしました。生活動線やワンちゃん動線も考慮して、エントランスホールから洗面、ユーティリティスペース、キッチンと接続し、回遊性を持たせました。来客時にプライバシーを確保したいときは引き戸で区切れるようにしています。空間各所にはライン照明や間接照明を全般照明として用い、光のデザインで空間のつながりを感じさせつつ、エッジを際立たせアクセントを与えています。
床と浴槽はハーフユニットバス、壁と天井は檜の縁甲板として、マンションではめずらしい天然の檜の香りがする浴室になりました。