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設計、施工、プロデュース・コーディネートを担当
築浅のまだリフォームするにはもったいないようなマンション。
ツルツルとした合板のフローリングをどうしても変えたい。
無垢材の温かみある雰囲気にしたい。というのがご希望でした。
多くの樹種から悩んで選ばれたのは、アルダー材。
素朴な手触りと、穏やかな風合いが魅力の無垢材です。
明るい色味と木目や節が、表情豊かなLDにしてくれました。
LDと洋室に間仕切りに入っていたシルバーの建具は、雰囲気が合わないことと、広いLDKにしたいために撤去しました。
窓からの光が、めいっぱい採り込めるLDKに変わり、広々とした印象に。
ご夫妻で並んでも余裕の広さのカウンターを設け、パソコンや趣味のスペースとしてご利用いただけるコーナーも作りました。
キッチン背面のカップボードも鏡面の扉で、雰囲気が合わなかったことと、お手持ちの家電が入りきらないので、ちょっとした改装を行いました。
トール収納と吊戸棚は撤去して、扉付の下台はそのままに、カウンターだけを木製に交換。
あわせて、オープンの可動棚を設けました。
可動棚の支柱はブラックにして、LDに新設したライティングレールのブラックと揃え、空間のアクセントにしています。
LDKの入口建具は、既存の扉ですが、格子柄がかわいらしいチェッカーガラスに交換しました。
そして、お施主様がDIYでペイントして雰囲気を一新。
ご自身で塗られたので、さらに愛着がわく仕上がりになっています。
LDKに関しては、既製品の無機質な雰囲気をなくし、無垢材や木製の棚で統一したことで、ご希望通りの温かみのある印象になりました。
LD側から見えるキッチン。 背面の収納は、木製棚のオープン可動棚に変更したことで、LDの雰囲気とマッチ。 可動棚の支柱と、LDのライティングレールをブラックでアクセントにしています。
2部屋に間仕切りされたいた時より、かなり明るい印象になりました。 間取り変更に伴って、照明の位置や種類も変更。 ライティングレールやダウンライトで、間接照明のような雰囲気も味わえる空間になりました。
パソコンコーナーのカウンター、キッチン前のカウンター、背面収納のカウンターは、どれも同じ木製カウンターにしました。 無垢フローリングに合わせて染色塗装を行っています。
白い扉のついた下台だけは、既存品をそのまま残し、カウンターと吊戸棚を交換しました。 オープン棚になったので、圧迫感がなく、『見せる収納』として活躍してくれそうです。 カウンター下のフリースペースは、ゴミ箱置場になります。 住まれる方に合わせた使いやすい収納になりました。
アイアン風のブラック支柱がアクセントになっているオープン可動棚。
LDKに入ってすぐの大容量の収納。 建具の取手もブラックのアイアン風です。
内部は、可動棚をたくさん設けました。 キッチンの見せる収納と使い分けた、隠せる収納。 収納を1ヶ所にまとめることで、建具代を節約することができました。 また、玄関・寝室からLDKへの導線上に設けたので、どこからもアクセスしやすい配置がうれしいポイントです。
玄関まわりも、壁を撤去して、間取り変更を行っています。 元々玄関左手にあった狭いシューズクロークは、出入りもしにくく、玄関が狭く感じてしまう間取りでした。 シューズクロークをなくして、フローリングを張り延ばしたことで、広々と開放的な玄関に。 収納は、扉付のトールタイプで、収納力を確保しました。
チェッカーガラスに交換したLDKの扉。 既存の扉はきれいで、捨てるのはもったいないけれど、ガラスが好みではない・・ そんな時にガラス交換で雰囲気を変えられるのも、きれいな築浅マンションならでは。 今回は特に、無垢の輸入扉だったので、ガラス交換ができる仕様だったのもポイントでした。 お施主様がDIYで、ダークブルーに塗装されました。 塗装代の節約のみならず、これから長く住まわれるご自宅への愛着が増すのもDIYの良さのひとつです。