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設計、施工、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
お嬢様のお住まいのお近くにお引越しをされるご両親様から、リフォームのご依頼をいただきました。
雰囲気や、使いやすい間取りのご希望はもちろんですが、費用を抑えることも重要なポイントでしたので、構造的な部分は手を入れずに(柱を移動したり、構造壁を抜くなどはせずに)可能な範囲の変更で、広々としたLDKに変更しました。
長く過ごされる1階をメインに、使いやすいキッチンと、広々としたLDにすること、さらにナチュラルな雰囲気に変えることがご要望でした。
当初、対面キッチンをご希望されていらっしゃいましたが、同じ位置での交換の方がコストダウンになることもあり、壁付けキッチンのままの交換プランとなりました。
しかし、対面キッチンのような使い方ができる対面カウンターを造作することで、お料理の仮置きはもちろん、作業スペースも広く確保することができ、ダイニングとのつながり感を出すことができました。
お孫さんとの距離が近くなる分、遊びに来る機会も多くなると思われましたので、お子様が裸足で歩き回ると、足触りが優しく気持ちの良い、無垢フローリングをご提案させていただきました。
私共の考えていたリフォームのイメージを建物の現状に沿い、構造的な面、ビジュアル的な面、及び経費的見地も含めた複数案を提示してもらい、私たちがどれを選択していくのがベターなのか、非常に理解しやすい提案・説明でした。
また、作業された方々も良い仕事をしようとする意欲を感じさせられました。
キッチンの背面に造作カウンター収納を設け、ダイニングへのつながりをもたせました。 配膳が楽になるのはもちろん、ご夫婦で、お子様やお孫さんと一緒になど、何名かでキッチンに立つときに役立つ、広い作業スペースが設けられるのがポイントです。
対面側の造作カウンター収納は、ダイニング側から見えない配置を利用して、ごみ箱置場や、ストック品などを置ける可動棚を設けました。
キッチン背面のカウンター収納とは反対側に、お客様がお持ちの冷凍庫を置けるスペースを確保しました。 背の低い冷凍庫なので、上部を有効利用するために可動棚を設置しました。
元は壁で仕切られていたLDKと和室を一体化しました。 段差も解消して、広々としたLDKに。 お孫さんが遊びに来たら、走り回りたくなる解放感のあるお部屋の床は、オーク無垢フローリング。 足触りが良い無垢材は、裸足で歩くのが気持ち良く、冬場は保温機能でヒヤッとした嫌な冷たさを感じにくい素材です。
元の和室の設えはそのまま残して、床を無垢材に。 昔ながらの和の雰囲気と、オークがマッチした、どこか懐かしい雰囲気になりました。 古いものを大切に、新しいものとの融合ができるのは、リフォームの醍醐味です。