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設計、施工、土地・物件探しを担当
ジャパンディスタイルの内装をイメージして、理想の間取りや設備を「絶対に叶えたいMAST」、「できれば叶えたいWANT」の2つに分け、パワーポイントにまとめられた施主様。その資料をもとに設計打ち合わせを進めていきました。
ご主人の転勤で福岡から大阪へ転居され、「福岡よりも家賃が高くてもったいない」と思ったことがきっかけでお住まい探しをスタート。これまで10件以上を内見してきたそうですが、なかなか理想的な物件に出会えず諦めそうになったタイミングもあったといいます。
「スーモやホームズを見ていても、なかなか新しい物件情報が出てこず、どうしようかと思っていたところに営業担当の方から『この物件はどうですか?』と連絡をいただきました。約100㎡近い広さや眺望の良さ、リビングに吹き抜け、洗面室に屋根裏部屋がある家で面白いと感じ、いつか賃貸や売却するときのことも考えるとこの家だなと思いました。自分が良いなと思ったのと同時に、他の人が見たときにも良いなと思ってもらえる物件だと思い、すぐに申し込みました。」
大きなキッチンは、リビングダイニングにいる家族や友人と空間を共有できるオープン設計。最初はアイランド型を考えていたそうですが、マンションの管理規約でパイプスペースやガス管の位置を変更できなかったためペニンシュラ型に。
海外メーカー「ミーレ」の巨大食洗機とビルトインオーブン、「ガゲナウ」のバーベキューグリル、4口コンロ、浄水器付き水栓、傷や汚れに強いシーザーストーンの天板を採用するなど、デザインだけでなく機能面にもこだわりが詰まっています。
キッチンの前面にはダイニングテーブルとしても使うことができるカウンターを造作しました。テーブルに料理を運ぶ手間が省けて家事動線の短縮になるため、お子さんと食事する際はカウンターが大活躍しているそう。
「前の家は食洗機がなかったので、手洗いする時間が節約できて家事が楽になりました。夢だったバーベキューグリルも設置してもらって、最近は自分たちで串にお肉を刺して焼き鳥を作って楽しんでいます。作業がしやすくなり、開放感もあって最高ですね。キッチンからはリビングダイニングで何をしているかがよく見えるので、家族や友人と会話しながら料理するのが楽しいです。」
ガラス引き戸でリビングとつながる約5.4帖のサービスルーム(納戸)は、在宅でお仕事をされる奥様のワークスペースです。椅子を並べてお子さんと一緒に勉強ができる広さのデスクに設計しました。奥は可動棚を設置したシューズインクローゼットになっており、白い引き戸を開けると玄関と繋がります。
「前の家ではリビングで仕事をしていたので、リビングに仕事関係のものが置きっぱなしになっていることがありました。ワークスペースをつくったことで、仕事関係のものを区別して収納できたり、オンとオフの気持ちの切り替えがしやすく、仕事に集中できるようになりました。」
玄関は、床の大理石を既存利用。もともと設置されていたシューズボックスを取り払い、踏込床を造作しました。現在はキャリーケースを置いていますが、将来的には植物とベンチを置きたいと考えているそう。
玄関を入って左には、奥様がこだわったアーチの開口があり、奥へ進むと隠れ家のようなヌックがあります。ちょっとした腰掛けとしても、お子さんたちの遊び場としても、ご両親がお泊まりする際の寝室としても使うことができ、床下収納とコンセントも備え付けた便利なスペースです。
インテリアは未完成で、これからも整えていきたいと考えているそう。
「ダイニングに置く棚の購入と、壁面に飾るアートを家族で作りたいと考えています。今置いているソファやテレビボードは、自ら3Dパースを活用してイメージを落とし込んでから購入しました。ダイニングに置く棚も3Dパースを活用しながらイメージを膨らませていて、早くぴったりの商品に出会えたらいいなと思っています。観葉植物も増やしていきたいですね。」
シンプルでありながら温かみのある、ジャパンディスタイルのお住まいが完成。吹き抜けから日の光が降り注ぐリビングダイニングは、家族団らんの場としてはもちろん、ご友人とのホームパーティー、おしゃれなキッチンスタジオとしても大活躍しそうです。人が集い、より一層明るく楽しい時間が流れていくことでしょう。