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玄関から
玄関を入った瞬間、木のナチュラルな雰囲気と窓から景色が見える明るい印象が飛び込んできます。 部屋と玄関を仕切る壁には開口が開けられていて、玄関から部屋を介して明るさが得られています。 収納棚は家具屋さんによる制作で、ラワン合板＋オスモ塗装。他の家具と素材と色がそろえられています。プッシュラッチによる家具扉の開閉となっていて取手などの出っ張りが出てこないすっきりして木板の素材が際立つ設計となっています。また収納棚は床から20㎝浮かして設置されていて間接照明が足元には仕掛けられています。
玄関から部屋と窓先をみる
マンションの玄関は暗くなりがちだと思いますが、ここでは玄関の壁に大きな窓を開けて、その先の部屋と窓先の景色と明るさが玄関まで届く設計になっています。 就寝時は遮光ロールスクリーンによって玄関と部屋を仕切ることができる計画。
キッチンからリビングをみる
リビングと対面するシンク台からは、景色と室内の様子をうかがうことができます。 キッチンは家具屋さんによる制作で天板はステンレスヘアライン、水はねガードはステンレス支柱にガラスで高さ25㎝。 壁掛TVの斜めの壁はリビングやキッチンから見えやすいようになっていて、コンセントやTV関連の機器置場は見えない位置に計画されています。また壁の裏側は掃除道具等リビング関連の収納となっていて表側をすっきりさせています。
キッチンと部屋
キッチンと部屋が扉を介してつながっています。 写真では左にキッチンが見えて、正面には木の壁面が続いている様子が映っていると思いますが、奥のラウンジチェアのあるスペースと写真が撮られている位置は別々の部屋として分けることができ、つまり2部屋として活用できると同時に、日常的には写真のように引戸や扉をオープンしてワンルーム的に利用できるようにすることで、多部屋利用とワンルーム利用を共存させつつ、コンパクトなスペースに狭さを感じさせないように工夫しています。
キッチン
壁付とアイランドを併用したキッチンとなっています。 既にお持ちだったダイニングテーブルがあったため、その素材感と色味をもとに、制作家具のキッチンと吊戸棚のラワン合板の塗装色を決めました。 アイランドキッチンは奥行が大きめに計画されていて、リビング側の側面は本棚となっています。
広く明るくした玄関
玄関は3種類の大きさを組み合わせたタイル、玄関ホールはコルクフローリングで、框部分にもコルクが使われています。 玄関の立上りは、ベビーカーやスーツケース、ゴルフバックなどが当たって傷みやすいので、高さ20㎝の巾木が、この計画で壁掛けTVの壁にも利用したフレキシブルボードが使われています。 右側の造作棚はプッシュラッチによる開閉となっており取手などの出っ張りが出てこずすっきりしています。 玄関と部屋を仕切る壁には大きな開口が開けられガラスがはめられていますが、部屋を介して外の光が玄関に届いています。
ベッドルームから
この住戸は5階で、ベッドに腰をかけると下半分は緑、上半分は空。 住戸は都心にも関わらずベッドに寝転ぶと空しか見えません。 こういった切り取り方によって心地よい空間を工夫して作り出せるのが都心の住宅の醍醐味だと思う1枚。
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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリア、土地・物件探しを担当
北側と西側にサクラの眺望が臨める築30年の都心中古マンション（リノベ済）を購入し再リノベした計画。再リノベと言っても、水回り（便所・洗面所・風呂）を残したもののほぼフルリノベーションした計画。
眺望の良さを活かし、ナチュラルで明るい雰囲気をつくりながら、50㎡程の住戸をワンルームから3LDKまで幅広い使い方が可能な計画とした、コンパクトながら柔軟性のある都心の住まい。
夫妻それぞれの都内の職場からの通勤圏内での土地探し、マンション探しを並行して行っていました。その中でマンション＋フルリノベを行うに至りました。立地を優先して、面積は狭くても、狭く感じない計画や間取りの変更は行えると理解していたことから、いくつものマンションの内見をする中で、既存窓の数が多く、窓からの景色が直感的に気に入った物件を購入しました。
予算に限りがあったことと、リノベされていた状態での購入で未使用の状態であったことから、キッチン以外の水回りは既存利用とし、キッチンも水栓やガスコンロ、食洗機は取り外して再利用しました。工事の中では、解体工事を墨出しと並行して丁寧に打合せながら進め、フローリングを最大限残すなど省力化を行いながら分離発注方式で4か月かけて、じっくり丁寧に工事を進めました。
小さな子供連れの友人が家に遊びに来てくれるのですが、新しく作った壁の周りを介してぐるりと一周回遊できる動線になっていることから、子供たちが走り回って楽しんでくれています。50㎡程なんだよというと、もっと広く感じるという返事が返ってくるとのこと。
この事例以外のマンションを内見した時から、どのようなプランニングが可能か1週間程度で検討をしながら、マンション購入の是非の参考にしながら進めました。事例のマンションを購入するに至るまで1年間で5事例ほど有力な物件のプランニングを行う中で、今回の事例を決めるに至りました。
床には子供が転んでもあまり痛くないコルクを採用し、ホームオフィスにも活用予定の部屋床には椅子の脚跡がつきにくい硬さをもったリノリウムを採用、中央の壁には自然の木板を採用、その他の壁は左官調のクロスを選定しました。色味は、残した既存フローリングと合うような色で選定し、バランスを見てクロスは白色にしました。
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玄関を入った瞬間、木のナチュラルな雰囲気と窓から景色が見える明るい印象が飛び込んできます。 部屋と玄関を仕切る壁には開口が開けられていて、玄関から部屋を介して明るさが得られています。 収納棚は家具屋さんによる制作で、ラワン合板＋オスモ塗装。他の家具と素材と色がそろえられています。プッシュラッチによる家具扉の開閉となっていて取手などの出っ張りが出てこないすっきりして木板の素材が際立つ設計となっています。また収納棚は床から20㎝浮かして設置されていて間接照明が足元には仕掛けられています。
マンションの玄関は暗くなりがちだと思いますが、ここでは玄関の壁に大きな窓を開けて、その先の部屋と窓先の景色と明るさが玄関まで届く設計になっています。 就寝時は遮光ロールスクリーンによって玄関と部屋を仕切ることができる計画。
リビングと対面するシンク台からは、景色と室内の様子をうかがうことができます。 キッチンは家具屋さんによる制作で天板はステンレスヘアライン、水はねガードはステンレス支柱にガラスで高さ25㎝。 壁掛TVの斜めの壁はリビングやキッチンから見えやすいようになっていて、コンセントやTV関連の機器置場は見えない位置に計画されています。また壁の裏側は掃除道具等リビング関連の収納となっていて表側をすっきりさせています。
キッチンと部屋が扉を介してつながっています。 写真では左にキッチンが見えて、正面には木の壁面が続いている様子が映っていると思いますが、奥のラウンジチェアのあるスペースと写真が撮られている位置は別々の部屋として分けることができ、つまり2部屋として活用できると同時に、日常的には写真のように引戸や扉をオープンしてワンルーム的に利用できるようにすることで、多部屋利用とワンルーム利用を共存させつつ、コンパクトなスペースに狭さを感じさせないように工夫しています。
壁付とアイランドを併用したキッチンとなっています。 既にお持ちだったダイニングテーブルがあったため、その素材感と色味をもとに、制作家具のキッチンと吊戸棚のラワン合板の塗装色を決めました。 アイランドキッチンは奥行が大きめに計画されていて、リビング側の側面は本棚となっています。
玄関は3種類の大きさを組み合わせたタイル、玄関ホールはコルクフローリングで、框部分にもコルクが使われています。 玄関の立上りは、ベビーカーやスーツケース、ゴルフバックなどが当たって傷みやすいので、高さ20㎝の巾木が、この計画で壁掛けTVの壁にも利用したフレキシブルボードが使われています。 右側の造作棚はプッシュラッチによる開閉となっており取手などの出っ張りが出てこずすっきりしています。 玄関と部屋を仕切る壁には大きな開口が開けられガラスがはめられていますが、部屋を介して外の光が玄関に届いています。
この住戸は5階で、ベッドに腰をかけると下半分は緑、上半分は空。 住戸は都心にも関わらずベッドに寝転ぶと空しか見えません。 こういった切り取り方によって心地よい空間を工夫して作り出せるのが都心の住宅の醍醐味だと思う1枚。
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