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「気兼ねなく楽器が弾ける」ように古民家リノベ。丸太梁の現しや既存建具を利用したり、新旧和洋を織り交ぜた住まいに。
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設計、施工、監理を担当
築約80年の古民家をリフォームさせていただきました。1階はリビングに隣接していた小さな和室をセカンドリビングに変更し、縁側を介して庭を望む癒しの空間に。広い和室は畳と壁紙を一新し、和の趣を蘇らせました。広い洗面スペースを新設し、ユニットバスも導入。急だった階段は角度を変えて架け替え、登り降りしやすくしています。そして今回のリフォームの一番の見どころ、2間続きの和室を改修した2階のシアタールーム。現しにした大きな丸太梁や真壁が印象的で、梁から吊るされているのは120インチの特大スクリーン。大好きな映画や音楽を思う存分楽しんでいただけます。
以前はマンションに住んでおられたお客様。ご主人が音楽関係の仕事をされているということで、「気兼ねなく楽器が弾ける一戸建ての家に移りたい」と思われたことがきっかけだったそうです。最初は新築で建てることも検討されましたが、実家の敷地内に建っていた古い離れをリフォームされることに。古くてもいいものは残して活かしたいとアートリフォームに相談いただきました。
天井を開けて丸太梁を現しにしたり、建具を再利用したり、既存の住まいのポテンシャルを大切にしながら、ご夫婦のご要望や暮らしに即した住まいを計画していきました。特に2階のシアタールームは古いものと新しいものが調和する美しい空間。和家具に海外のアンティークインテリア、和洋を織り交ぜながら上手にコーディネートされています。
奥様はセカンドリビングやシアタールームが気に入っていただいているようで、「共通の趣味が楽しめる空間ができて、2人でいる時間が増えました」。ご主人は、「2階の廊下の雰囲気が好きです。暗いところから急に開放的な空間が広がる感じがいいですね。あとは階段の上に作ってもらった小さな吹き抜けの気に入っています。住まい全体が緩やかに繋がっているのを感じますね」。
センスとこだわりをお持ちのお客様でしたので、何度もお話を繰り返してイメージを共有していくところからはじめました。古くてもいいものは残して活かしたいというお客様の思いを反映しながら、暮らしやすさもしっかりと確保。築約80年ということもあり、耐震性や断熱性の面も意識しながら計画していきました。
ポータルサイトでアートリフォームを見つけてご依頼いただいたお客様です。他にも2〜3社ほどお話しが進んだ会社があったそうですが、「担当の方が私たちと同年代ですごく話しやすくて。私たちがやりたいことを一生懸命理解しようとしてくださる姿勢にも惹かれました」と、最終的にアートリフォームを選んでいただきました。
ダイナミックな丸太梁に真壁、古い建具が印象的。2階にあった2間続きの和室を映画や音楽が楽しめるシアタールームに変更しました。
部屋の中央にあるケヤキの座卓を挟み、座布団に座って映画鑑賞。和洋・新旧がミックスされたノスタルジックな空間になっています。
紺色の壁がアクセント。シアタールーム同様、太い梁や真壁が印象的な2階の寝室。冷暖房効率を考えて天井は高くなりすぎないように調整しました。
こちらは1階のセカンドリビング。急だった階段は角度を変えて架け替え、登り降りがしやすいように。光を遮らないようスリットにしました。
セカンドリビングに隣接する和室です。畳を張り替え、壁紙を一新。補強を加えながら、床の間や障子、欄間など、既存のものを上手に残しました。
セカンドリビングからの見通し。縁側はそのまま残し、大きな窓も既存のものを活用。窓から見える庭の景色も大切にしながら計画していきました。
前衛的なデザインのボウルに丸い鏡とレトロなガラス製ブラケットを合わせて。こちらはトイレの隣、縁側の突き当たりにある手洗いコーナーです。
壁や天井は既存のものを活かし、トイレを最新のものに。雰囲気を大切にしながら機能的に暮らしていただける住まいを目指しました。
廊下と収納スペースがあった場所に洗面スペースを新設し、最新の洗面化粧台を設置。家事や身支度がしやすいゆとりのある空間になっています。
シャワーしか装備していなかった浴室に、浴室乾燥機やミストサウナなどの機能を備えたユニットバスを導入しました。
屋根の瓦を葺き替えて側面の壁をグレーの鉄板に変更。外観は大きく変えず、老朽化した箇所を新しくする程度でおさめています。