古民家・町家リノベーション

専門家イチオシ

浦田の家

手掛けた建築家

設計、監理を担当

浦田の家 (居間)

居間

壁面の白い壁は珪藻土で、左官職人さんにレクチャーを受けご家族も一緒に楽しみながら家作りを行なった。

浦田の家 (吹き抜け)

吹き抜け

天井を撤去し吹き抜け作ることで、開放感のあるリビングとした。

浦田の家 (造作ソファー)

造作ソファー

リビングに家族が寛げる場所を計画する為に、作り付けの造作ソファーを計画した。生地はお子さんがお気に入りのミナペルホネンを採用した。ソファー上部には、書院欄間を再利用した間接照明がある。

浦田の家 (ダイニング)

ダイニング

ダイニングは椅子で食事ができる計画とし、リビングと一体で使えるように、欄間などは一部撤去し再利用した。

浦田の家 (作業スペース)

作業スペース

フリースペースは将来3人の子供室になる予定で、現時点でどのように分割するか計画している。

浦田の家 (廊下)

廊下

2階の吹き抜け手すり。既存建物で撤去した廃材(パイプ)をアクセントに取り入れた。

浦田の家 (キッチン)

キッチン

キッチンはオリジナルキッチで、家族の使い勝手が良いように設計した。

浦田の家 (キッチン収納+作業スペース)

キッチン収納+作業スペース

キッチンの横にディスク作業ができるスペース。子育ての書類関係や、趣味の作業ができるスペース。

浦田の家 (玄関土間)

玄関土間

敷居は上がりやすく段差を設け、既存の樹種に合わせた。

浦田の家 (階段)

階段

古い階段を登りやすく幅を広げ、玄関正面にオブジェのように計画した。

浦田の家 (洗面)

洗面

洗面は来客用を兼ねてアプローチしやすい場所に配置し、家族用の洗面も脱衣室に設けた。

浦田の家 (リビング・ダイニング)

リビング・ダイニング

大きな梁をインテリアとして取り入れる計画とした。

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手掛けた建築家

設計、監理を担当

用途

自宅

居住者

家族(子供2人以上)

所在地

大阪府和泉市

費用

設計・施工:2000万円

延床面積

180㎡

施工面積

180㎡

改修規模

フルリノベーション (全て)

階数

2階建て

間取り

その他 → その他

築年数

60年

期間

設計:3ヶ月 、施工:6ヶ月

完成時期

2022年10月

設計会社

越前デザイン

間取り

リノベーション前

リノベーション後

手掛けた建築家のコメント

設計、監理を担当

先祖代々に住み継がれてきた古民家を、若夫婦家族が現代に合う暮らしができるリノベ ーションをおこなう依頼を受けた。長い時間をかけて一族が住み続けられてきた、愛着が 溢れた住み慣れた古民家には、居場所や物に想いが内包し記憶となって家族に住み継がれ ている。そのような掛け替えのない古民家を住み継ぐ為に 過去・現在・未来の想いの関 係性を再構成して、家族がより長くこの場所で過ごすことが出来るリノベーションを目指 した。

家づくりのきっかけ・施主の要望

若夫婦家族が子供が大きくなってきた事がきっかけで、先祖代々に住み継がれてきた古民家を相続し、昔からの良さを残しつつ現代的な暮らしができる要望を受けた。

この事例の見どころや工夫したところ

創る・再生・継続の3つの項目に分類し設計を行ったか説明していきたい。
(1:創る)既存の古民家にはなかった 現代に合う暮らしに必要とされる新しい価値を 創ることになった改修内容を纏めている。
・居間に広がりを持たせるために、2階床を解体し吹き抜けを計画した
・居間に居心地の良い居場所を作るため、造作ソファーを計画した
・台所の位置を土間から室内に移動し、食と住を近づけた
・食事室と台所の動線を考えて、既存壁を一部撤去した
・階段を玄関正面に移動し登りやすく計画し、またインテリアのオブジェのように造った
・2階は将来を見据えながらフリースペースとし個室に転用できる計画をした
・新しく造る部材は基本的に素材色として、各年代に施工された材質と見分けがつくよう にした

(2:再生)過去に評価されていなかった内容や、リメイクによって内容を再定義し新しい価値に変えた改修内容を纏めている。
・過去の増築で造られた窓格子を解体し、その部材を新たに設けた吹き抜けの手すりに活用した
・書院を解体し書院障子を、造作ソファー上部の間接照明として活用
・昔に使用していた、家具の扉を面材として活用
・床柱の表情を変え再利用するために、籐巻仕上げとしインテリアに合わせた
・天井材を撤去して隠されていた梁をあらわしとした
・過去に木組時に造られた、しゃくりなどをあらわしとした

(3:継続)過去から続く内容をそのまま利用することとした内容を纏めている。
・内部建具は用途に合わせて利用した
・玄関土間と客間の照明器具は修理して利用した
・敷台はオリジナルの素材と合わせ欅として、既存に見劣りしない国産無垢材を使用した
・内壁の左官工事は施主も参加し家作りを楽しんだ

施主の感想

大変喜んでもらい、弊社に依頼して良かったと話していただいております。住み始めてから、家で遊ぶお子さんの写真を送っていただいたりして、楽しそうに暮らす姿を見るのは設計者として幸せです。

事例の進み方

ご要望を伺いながら意見を纏めプランニングやパースで形にし、そこから色んな議論をしながら進めていきました。全員が納得するまで考え、未来を想像しながら楽しみながらの家作りを行なっています。

印象に残っていること

初回にお伺いした時に、築年数は経っているが丁寧に住まわれていることがわかる古民家でした。それだけご家族の皆様の想いが詰まった大切な住宅だと感じました。

リノベーション前の写真

パース/模型/CG/スケッチなど

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この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション)

所在地

京都府京都市東山区山城町284-6あじき路地 北10

主な対応エリア

全国

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,400万円〜

60平米 フルリノベ

1,020万円〜

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