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設計を担当
菜園が夫婦の共通の趣味である家族からの依頼を受け、土地探しからこの計画は始まった。敷地は大阪市内に勤務する旦那さんと自宅サロンでタイのチェンマイ式マッサージ業を営む奥さんと、元気な男の子の長男と生まれたばかりの長女が、都市郊外に庭と室内が一体となれる場所を求め、奈良県生駒市に移り住む計画。
ご夫婦共に学生時代の同級生であり、私が独立するきっかけにもなったプロジェクト。土地探しから計画を一緒に進めたので、様々な可能性がある中での一つの選択となっている。
建物の構成は縁側の要素を1階と2階の上下に設ける事で、内部と外部の関わりを繋げ、この縁側からによるアプローチからしか出入りが出来ない間取りとなっている、その縁側は内外の二つの場所を、より近づける機能を持たせ、尚且つその縁側が自然と家族が集う風景を作り出す。敷地にはその季節ごとの野菜が収穫でき、ご近所さんとの交流の場として街に開けており、そんななか自宅サロンも営まれている。毎回この建物を訪れるたびに、違った表情(変化や成長)が見受けられ、それも一つの楽しみである。
日々を楽しく元気よく活発に暮らすことができると、褒めていただいております。菜園の収穫をお裾分け頂いたり、DIYで室内を改造する時には、方法の相談を受けたり、ホームパーティーにお呼ばれしたりと竣工後もやり取りが続いております。
模型やパースを作りなが、イメージの共有をし、新しい住まいでどの様に過ごしたいか想像を膨らませながら楽しく計画を進めていった。
完成してこの住宅に住まわれてから、菜園や家具など生活していく中で、魅力が増す住宅である事に大変驚いている。計画中には考えもしなかった場所の使い方をしており、こちらが勉強させられる事が多い。
庭と縁側の関係性。 外部と室内の間にある縁側を住宅の中心として家族がこの場に集まりやすい計画としている。
菜園がある庭。夫婦共通の趣味である菜園を広くとり、住宅との関係性を高める配置とした。
LDKから見る外部。緑のカーテンで周辺環境からプライバシーを守りつつ、閉塞感のない室内とし、生活に植物を取り入れる計画。
壁面の仕上げは、DIYで仕上げている。工事中にDIY期間を設け、友人や家族と一緒に大勢で楽しみながら家作りを行なった。
自宅サロンで使用している、見晴らしの良い部屋と外部テラス。 将来、子供室に分割することができる計画としている。
その季節に合わせて、庭を楽しく設えている。
庭の緑と外観。 緑は視覚的な良さはもちろんだが、夏の日差しを遮ったり、風の通りを変える計画にも利用できる。