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路地が入り組む住宅地に建つ、8kwの太陽光パネルを載せたZEH住宅の計画です。
建主は、屋内駐車場に至る室内動線や、収集した雑貨やポスターなど好きなものに囲まれた生活空間を希望しました。また、かつてこの場所に建っていた祖母の家の青い瓦をイメージするタイルを建物に用いることを望みました。
建物は、異なる大きさと機能を持つ3つのスペースと、それらを繋ぐ移動空間で構成されています。1階には駐車場・寝室・水回り、2階にはダイニングキッチン・リビング・予備室を配置しました。3つのスペースを位置をずらして配置することで、屋内外に平面的な凹凸が生まれ、建物と庭、周辺環境を柔らかく関係づけます。
3つのスペースは付かず離れずの関係を保ち、異なるプロポーションを持った空間を形成します。壁に包まれた3つのスペースは人が留まり落ち着ける場となり、移動空間は室内の3つのスペースの関係を整え、居住空間と庭、そして窓の外に続く街の景色を繋ぐ役割を持ちます。勾配天井の下を移動し留まる場所が変わることで、日常生活の中で抑揚のある空間体験が生まれます。
建物へのアプローチは路地を敷地内に引き込み、通りから奥まった位置で建物に入ることで、周囲の環境と生活空間の適度な距離を保ちます。内部動線にも幅の異なる通路を用いて路地のスケールを住まいの中に再現することで、この場所にふさわしい落ち着きある生活の場を創りました。
土地の取得を期に賃貸マンションから新築住宅の計画がスタートしました。
ご夫婦が収集した多くのポスターや玩具を飾るスペースのある趣味を楽しめる住まいを望まれました。
外観からは太陽光発電の存在は見えないですが、約8.0kwの太陽光発電を屋根面に載せています。断熱等級6以上の外皮性能と耐震等級3をクリアした設計です。
性能と建主様らしい暮らしができる美しい住空間を両立しました。
ボリュームを分節して圧迫感を軽減した佇まい。屋根面には約8kwの太陽光発電を載せたZEH住宅です。
通りから奥まった玄関。
建主様が収集した雑貨やポスターを飾るための壁を残した計画です。
シューズクロークを抜けるとビルトイン駐車場まで通り抜けることができます。
暗がりが生じる家の中心にはトップライトで光を導きます。
モールガラスを通した柔らかな光を室内に拡散させます。
袖壁と垂れ壁によって、リビングとダイニングのスペースを緩やかに分けます。
室の入隅に設けた窓で壁面を明るく照らします。
天井高さが異なる2つの窓辺。
リビングからダイニングキッチンを見る。壁の重なりで奥行きを作ります。
垂れ壁によって緩やかにスペースを分けます。
幅の広い廊下は収集した雑貨を配置するなど、廊下以上の機能を持ち合わせます。
天井の勾配によって、人の目線や動きを導きます。
マコレの特徴的な縦方向の杢目で上下階の体験を繋げます。
夫婦それぞれのウォークインクローゼットを抜けた先に就寝スペースがあります。
2つのウィークインクローゼットの先にあるコンパクトな就寝スペース。
玄関を出ると小さな庭があります。
路地的なスケールで建物へとアプローチします。