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初見の際からこの方々とは一緒に家つくりをしそうだなと
直感で感じたのを憶えています。
ある建築家の事例を中心に
自分たちの好きを伝えてくれました。
相性も含めて、なんだかこの人たちには自分の時間を
使ってもいいなと思える感覚だったと思います。
土地を一緒に探してほしいとの事だったので、
アーキプロジェクト(不動産屋)さんをご紹介し、
住みたい家のイメージを共有しながら
土地を探していきました。
見つけた場所は、相模原市下溝の分譲地内一画。
少し歩くと、自然公園があり、お散歩するにはいい場所。
しかし、隣地・道路向かいのなんの秩序も節操もない
色とりどりの建売住宅に囲まれ、視線が思ったよりも抜けずらく、
庭はあるものの、囲わないと目線だけが気になり、
使われなくなる庭になるなあこれはと思いなおし、
私が提案したPLANも二階LDKを一番の思慮に入れ、
一階LDKも両方で提案させてもらったと思います。
住まい手も将来の自分たちの在り方、階段の上り下りなど
考えられるリスクを考慮しながら、
どちらが自分たちに合っているのかを悩んでいた。
一緒に「山崎町の家」の家を見学しながら、
一階LDKの最大のメリットである「庭との繋がり」という
部分を確認してもらい、自分たちとあの敷地には
二階LDKが良いと自分たちの物差しで決めてくれ、
話がまとまったと思っています。
この物件の設計時から実施設計の間、
木材価格が1週間ピッチで価格が高騰し続け、
最終打ち合わせの前には折角今まで決めてきたモノも
一部諦めるような事態に。
お互いに投げ出したくなるような悲壮感と運の悪さを
嘆きつつ、若いのに精神的にぶれずに(きっとやせ我慢)
しっかり、自分たちの家は、なぜ自然素材の注文住宅なのかという本質を見失わずに最後まで打ち合わせをしてくれました。
年下だけど、リスペクトです。。。
きっと、相当きつかっただろうけどその姿を傍で見てて、
さあ、俺たちの番だ「いい家を作ろう」と心に刻んだのは言うまでもないです。
住まい手らしい、優しい良い空間になったとも思います。
今後もこの家族とこの家をの経過を見守ります。
床:三重県熊野産 杉無垢フローリング貼り
壁:オリジナル珪藻土・クロス
天井:オリジナル珪藻土・クロス・栂天井羽目板貼り
外壁:白洲そとん壁
屋根:ガルバリウム鋼板
断熱:床断熱仕様
その他:造作キッチン、造作洗面台、造作家具
耐震等級3
UA値 0.5W/㎡K
施主希望のそとん壁と木材の色味の組み合わせ。 外構も大谷石、自然石、丸太材を用いて、予算を抑えつつ、建物に馴染むようデザイン。 植栽が元気を増す春先が楽しみだ。
既製サッシを木で囲い、壁を付加すことで一体の木製サッシのように見せている。 雨戸を仕舞いこむ戸袋のように見せている
コロナ以降、ご要望が多くなった玄関手洗い。 玄関とHALLを繋ぐシューズクローゼット内にしている。
将来的に間仕切れるよう計画
OPENの場合は、使い勝手を加味した見せ方のデザインも思慮
目の先には縦長のサッシを設け、光に向かって階段を上っていく。 隣家の隙間を狙った位置から陽光を享受する。 時間帯によって、この陽光は階段を介して 1F玄関まで届いていく。 隣地に囲まれた立地では、計画時の窓の検討が大事になる。
腰高の間仕切りを設け、床付近に溜まる冷気が 下階に下りていかないよう配慮。 子どもの落下防止を含め、建具を設置している。
大型のサッシを二枚設置。 冬場の暖かさの源、直射日光を享受。 3尺跳ね出ている軒で夏場は直射を遮蔽。
シナ材とタモ材で構成した造作キッチン。 二列型キッチンを採用し、ワンルームのLDKの良さを 生かし、行き止まりのない回遊できるキッチン動線となっている。
タイルを目地なしで貼る事で、油跳ねへの掃除のしやすさを 向上させている。 合わせて、デザイン上もタイル感や邪魔な目地の線を無くし、 すっきりとした自然石張り風の見せ方にしている。
座の空間としてより落ち着かせるため、 重心を落とす目的で 勾配天井とし、色味も少し落として 羽目板張りとしている。 開放型天窓をつけることで、安定した北東の光を 取り入れて、夏場には一番奥まっている場所で 汚れた空気を排出する役割を担う。
シンプルな構成の造作洗面。 手元が明るくなるよう、カウンターと鏡の間に サッシを設置している。