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キッチン全景
ホワイトアッシュ+シナ材を用いた造作キッチン。 タイルの目地を無くし、突き付け貼りにすることでタイル感を敢えて消し、塗り壁との統一感を出したため、素材本来の美しさが品良く残る空間となった。
キッチンからダイニング・ワークスペース・水回りを望む
建具の奥にはサニタリー・浴室があり、そこを介して行き止まりなく、回遊できる生活動線。 栂の天井羽目板で色彩の落ち着きを与え、重心が下がり、普段使いの家としての落ち着いた空間となる。
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弊社の家つくりと考え方に興味を持ってくださり、
弊社にお越しいただいてから早2年半。
住まい手とは、夏の暑い時期に、一緒に土地探しから始めて行きました。
土地を見に行っては、お互いのフィーリングや感覚をすり合わせして、
途中、奥様のお産の中断期間を経て、
いくつかのOPEN HOUSEを見ていただき、徐々にピントが合っていったのを憶えています。
比較的拓けて、緑豊かな地に、家つくりを決断され、
そこに予算的にも、周辺環境的にも合った家つくりができたかなと
思っています。
元々、地盤面が上がっていて、予算的にも厳しい高基礎の選択となったが、
その分緑豊かな周辺環境を望める高さに目線が行き、
自然と2Fに生活空間のLDKと水回りを配置した計画となっていった。
そのため、どこの窓からも外部に目線が抜け、
行き止まりのない回遊動線の間取りが、風向きが合った時には、
気持ちよくすべての場所に風が通り、
優しい素材使いとともに狙い通りのコンパクトで
居心地の良い空間となっている。
コンパクトではあるが、家の中にいくつもの居場所があり、
日々の暮らしの中での様々なシーンを包み込める、暮らし方を縛らない、
包容力のある家になったと思う。
ご主人が住宅業界では有名な企業にお勤めで、各所で知識を共有でき、
内装・外装ともに支給品でのご協力頂けたため、
より質の高い空間を目指せたのも大きい。
経過をしっかり確認しつつ、どのように住み熟してもらえるか、
楽しみな物件がまた一つ増えました。
仕様
床：熊野杉無垢フローリング
壁：薩摩中霧島壁
天井：薩摩中霧島壁・栂羽目板貼り
外壁：白洲そとん壁
屋根：ガルバリウム鋼板
造作キッチン、造作家具、造作洗面台
耐震等級3
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余計な化粧を排除し、昔ながらの蔵を思わせる素の外観
左官塗り壁のパターンが天窓からの優しい光に陰影を創る。 造作のベンチ・背もたれを設え、ずっと座っていたくなる居心地の良い食の場所となった。
ホワイトアッシュ+シナ材を用いた造作キッチン。 タイルの目地を無くし、突き付け貼りにすることでタイル感を敢えて消し、塗り壁との統一感を出したため、素材本来の美しさが品良く残る空間となった。
防火地域のため、耐熱強化ガラスを用いて、網なしガラスとした。 視線の抜けがより素直になっていく。
天井高さ1.9ｍ～3.8ｍの勾配天井が縦の広がりと籠り感を与え、外への目線とともに、実㎡以上の広さと落ち着きを感じさせる。
勾配天井の高低差のバランスと左官塗壁のウエット感がこなれた質感と居心地を生む。
建具の奥にはサニタリー・浴室があり、そこを介して行き止まりなく、回遊できる生活動線。 栂の天井羽目板で色彩の落ち着きを与え、重心が下がり、普段使いの家としての落ち着いた空間となる。
外の格子から漏れた自然光・シューズクローゼットのR壁・ストリップ階段がお出迎え。R壁はデザインではなく、限られた玄関空間を有意義に使うための一つの答え。
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