外環境からは想像できない美しい空間。ダイニングでご飯を食べる時にも、刻々と変化する光の帯から日の移ろいを楽しめます。

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光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】

手掛けた建築家

設計、監理を担当

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

ライフスタイルを伺うと庭と食事をするダイニングキッチンが家族の生活の中心になると思われました。そこで天井高さ5mと大きく取り、南から光を取り込む高窓を作っています。室内に居ながらも外にいるようなダイニングとし、毎日の食事が楽しくなるようにしました。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

お昼時には壁を伝いながらテーブル面に光が落ちるように設計しました。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

冬場の太陽の光と夏場の太陽の光が壁面に当たり、色々表情を見せてくれるよう左官材の壁としています。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (リビング)

リビング

ダイニングはリビングから半階上がった位置にしています。リビングに行く時は庭の緑が広がって見えてきます。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (リビング)

リビング

リビングの窓を大きく設置し、庭を眺めながら生活ができるようにしました。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (リビング)

リビング

リビングからダイニングに至る階段は少し腰をかけたり、物を飾れる階段にしています。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (リビング)

リビング

リビングからダイニングに至る壁面は左官仕上げとし照明で陰影がつくようにしています。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

作業する手元の明るさを確保すために棚下に照明をつけています。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (階段)

階段

2階の寝室にはダイニングから半階あがると行くことが出来ます。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (寝室)

寝室

寝室はコンパクトに少し天井も低めの籠もった雰囲気としました。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (テラス)

テラス

玄関という部屋は作らずテラスから直接入る玄関としています。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (テラス)

テラス

奥に行くに従って天井が低くなるテラスです。一番奥がクライアントさんの読書スポットとなっています。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (庭)

庭からリビングを見ると明るい庭の先に少し暗く落ち着いたリビングがあり、その先に光の帯が落ちるダイニングが見えるように設計しました。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (外観)

外観

交通量も多い道路に面していることもあり、道路側には開口部を設置しませんでした。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (外観)

外観

3角形の先端には天井までの高さの縦長の窓を作っています。一番上は電動で開閉でき夏場の熱気を排出します。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (外観)

外観

小道側は換気と採光用に必要最小限の窓をつくりました。

光帯の家【TV放映:渡辺篤史の建もの探訪】【いい家オブ・ザ・イヤー2022 第1位 受賞作品】 (外観(夜景))

外観(夜景)

夜はテラスの軒天に照明が映り樹木の影が投影されます。

写真の説明を固定表示

(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)

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手掛けた建築家

設計、監理を担当

用途

自宅

居住者

夫婦・カップル

所在地

東京都北区

費用

設計・施工:税別3048万円(設計監理料含まず)2021年時点

敷地面積

139.45㎡

敷地の特徴

三角地

延床面積

74.79㎡

階数

2階建て

間取り

2LDK

期間

設計:48ヶ月 、施工:5ヶ月

完成時期

2019年12月

施工会社

小川共立建設

間取り

手掛けた建築家のコメント

設計、監理を担当

【TV放映】
・2022年8月20日(土)午前4:25からテレビ朝日「建もの探訪」で放映されます。

敷地はバスも通る道路に挟まれた三角形の敷地でした。以前は低層住宅や工場が立ち並んでいましたが、建て替えによって大きな倉庫・高層集合住宅・オフィスが立ち並ぶ環境になったそうです。道路からも集合住宅のバルコニーからも道路の反対側のオフィスからも覗かれる環境において如何に閉じつつ光を取り込むか?が設計のポイントとなりました。

敷地を観察してみると1番光が長く当たるのは三角形の先端部でした。周囲に道路がありマンションからも距離があり隣接する建物からも距離があるからです。ただ歩道に隣接しているので、歩いている人と目が合ってしまうなと感じました。一方で南側は光は限られた時間しか当たりませんが隣接する建物も同じ所有者であったので、互いの共有の庭になると考え南側に庭を計画しました。

リビングからは隣接した庭を楽しみながらの生活する事ができます。リビングは庭からダイニングに行くほど狭くなる三角形をしていますが「ソファを置くとこの場所に座りなさいと家具に指示されているようで嫌で、猫のように居心地の良い時に自由に場所を選びたい」というクライアントさんの意見で四角い形状とせずソファも置きませんでした。リビングから半階上がるダイニングキッチンを見るとチラッと光の帯が見えるように設計しています。

家づくりのきっかけ・施主の要望

今回「終の住処を作りたい」という話をクライアントさんがしていたのが印象的でした。賃貸マンションにしようか?クリニックが入るビルを作ろうかと色々模索したそうですが、大きな借入までして下の世代に負担を作るのは何かおかしい、、、色々クライアントさんが模索をした結果が、最後の人生を楽しむ家でした。

この事例の見どころや工夫したところ

煌びやかな事でなく当たり前の事が楽しめるのが大切だと考え、ダイニングでご飯を食べる時に変化する光を楽しめるようにしています。毎日毎日太陽の高さが変われば、光の帯が変化していきます。そんな日の移ろいを見ながらクライアントさん達がこれからの日々を過ごして欲しいと思っています。

施主の感想

毎日変化する太陽の光を楽しむのが日課で飽きることが無いと話していました。愛猫も自由に庭と室内を専用の猫玄関から出入りできるので楽しく過ごしているとのことです。

事例の進み方

ご相談を受けてから今回のデザインに至るまで3つほど大きくプランニングが変わりました。その後、土地関係の調整で中断期間が3年ほど生じましたが、模型を見ながら再開を楽しみにしていたようです。それくらい時間が経過すると好みも変化するので、もしかしたら再開した時にはプランが変化するのでは?と思っていましたが、この土地の変わらない良さを引き出す提案だったので、そのまま進める事になりました。

印象に残っていること

「終の住処にしたい」「最後は自分たちが好きなように暮らしたい」という抽象的な要望をいただいた時に、期待と共に大きな責任感を感じたのをいまも覚えています。条件の厳しい敷地条件だったかと思いますが暮らしやすく毎日が楽しいという感想を頂き、ようやく胸をなで下ろしています。

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この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション)

所在地

東京都渋谷区松濤1-26-18園ビルディング1F

主な対応エリア

全国

事務所から50キロ圏内は交通費無料です。 別途交通費の場合は、全国、海外問わず仕事可能です。 ご相談ください。現在沖縄でも数件の設計を手掛けています。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

4,500〜6,000万円

60平米 フルリノベ

1,500〜2,100万円

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手掛けた建築家

鹿内 健

@東京都