注文住宅

祐天寺の家

エリア:

東京都

内容:

ご夫婦+子供二人のための都市型住宅です。2階に配置したリビングダイニングは、10帖の中庭的テラスと一体となり、プライバシーを保ちつつ、開放的な広がりを感じる空間構成となっています。
キッチンは、奥さま希望のクローズドタイプ(独立型)。浴室⇒洗面脱衣室⇒ランドリールーム⇒キッチン⇒パントリー⇒サービスバルコニーが一直線上に並び、使い勝手の良い家事動線になっております。そのため生活感がリビングダイニングに溢れ出ることはなく、いつもスッキリとした空間が広がるように計画された住宅です。
こだわりのキッチンや洗面台、こだわりの手摺や手づくりタイル、こだわりの木製建具や玄関引戸、こだわりの門扉や植栽、こだわりの照明器具や収納計画、、、こだわり所が満載な住宅です。

2階に配置したリビングダイニングは、10帖の中庭的テラスと一体となり、プライバシーを保ちつつ、開放的な広がりを感じる空間構成となっています。

手づくりタイルのボリューム(1階)の上に、白壁(2階)のボリュームが浮遊する外観。限られた土地面積を最大限に活用するため、2階のボリュームを2.7キャンチレバー(片持ち)させ、下部は車の駐車スペースとしました。

アプローチの土間タイルは、ポーチ、そして玄関内部へと伸び、雁行して入るようなプランニングになっています。道路から内部の様子を見えないようにするのとともに、奥へ奥へと惹き込まれるような様相のデザインです。

茶の湯の世界には「腰掛待合」があります。露地に設けられた休憩所のことです。こういった日本らしい文化は、現代住宅においても継承したいもの。一坪の小さなポーチに、腰掛待合ともいうべき、ちょっとしたベンチを設けました。

ブルーグレイの土間タイルが、ポーチから玄関の中まで貫入し、雁行するように上框を上がり、廊下が奥まで伸びています。その突き当たりは、書斎です。

4帖ほどの広さの空間に、長さ3.4メートルのデスクを備えております。背面には、プリンターや電話を置く台を設け、その下部には雑多なものを始め、モデムなどの機器類も納めるように計画されています。

階段は、住宅設計の見せ場です。段板の厚さは70mmと贅沢に。重厚感を持たせつつ、軽快なイメージの片持ち(キャンチレバー)階段としています。その見せ場を演出するように、根元(壁)側には、素朴なオーダーメイドタイル。2階へと繋がる階段の吹抜に沿って貼られ、繊細でありながらダイナミックな空間となっています。

広さは4帖。ベッドと机が、ちょうど納まる大きさです。あまり広い部屋ではありませんが、吊戸棚を設け、収納量は充実させております。

2階に上がって、リビング・ダイニングの様子です。広さは、21.5帖(キッチン別)。奥の南側には、10帖の中庭的テラスを設けています。合わせて31.5帖の広がりある空間。東側の壁面は、オーダーメイドの白い手づくりタイル。内部から外部まで連続して貼られているので、空間に一体感があります。延べ床面積33坪の住宅とは思えない程、広々とした空間が広がっています。

オーダーメイドのダイニングテーブル、ビンテージ・アンティークな椅子たち、ヤコブセンの時計、イームズのハウスバード、フリッツ・ハンセンのペンダント照明といったアイテムから、壁や床に反射した太陽の光、その反射によって生じるチェスト角の陰影まで。全てが、見事にマッチしております。

近年はアイランドキッチンが人気ですが、こちらの奥さまの要望は独立型。メリットは、リビングやダイニングに生活感(臭いや音も含め)が溢れ出ないこと。調理に集中できること、奥さまだけの落ち着いた空間を手に入れることができます。

浴室と洗面脱衣室とは、テンパ(強化)ガラスによって仕切られ、一体として広く感じる空間になっています。洗面台の扉は、テレビ台やキッチン同様、杢目の美しいケヤキで揃えています。

浴室からの見返し。浴室⇒洗面脱衣室⇒ランドリールーム⇒キッチン⇒パントリー⇒サービスバルコニーがリニア(一直線上)に並んでおり、家事動線が裏動線として完結しているので、生活感がリビング・ダイニングには溢れ出ないプランニングとなっています。

テラスの様子です。広さは、10帖。ベンチも造り付けられております。このベンチに座って過ごす時間は、格別です。

内外が一体となった気持ち良い空間です。テラスからリビングの奥まで貼られた壁面タイルは、この家の象徴的な存在。全長12メートル。優しく、温かみがあり、素朴な手づくりのタイルがダイナミックに連続しています。

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

根來宏典

建築家 / @東京都

家族の考え方は、その家族の数だけ存在するはずです。 答えはひとつではありません。それが家族の個性です。 その家族にしかない「生き方」や「家族関係」といった独自の価値観を創り上げられれば、 その家はその家族にとっての『かけがえのない宝物』になると思います。 そんな場に立ち会えれば幸いです。

根來宏典

建築家 / @東京都

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