注文住宅

専門家イチオシ

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築

手掛けた建築家

設計を担当

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (庭と連なる居間)

庭と連なる居間

居間からの風景。杉の架構(西川材)越しに庭が眺められます。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (庭からの眺め)

庭からの眺め

西側の外観。庭に面して、主な開口を計画。庭は既存の樹木(夏みかん、柚子)のほかに山野草などの樹木で再構成しています。外壁、軒下は杉材です。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (スロープからのアプローチ)

スロープからのアプローチ

玄関へはスロープからアプローチします。深い軒下が雨避けを兼ねています。左側には子世帯の住宅があり、往来しやすくなるように配慮しました。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (柚子の木を囲う平面計画)

柚子の木を囲う平面計画

既存の樹木(夏みかん、柚子)に寄り添うようにL型で計画したコンパクトな平屋。建物東側(写真上部)には水回りと収納を一直線でコンパクトにまとめています。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (台所から庭への眺め)

台所から庭への眺め

台所からの眺め。写真左は寝室-食堂-玄関、写真右は居間と繋がります。木製建具は隠し框として、温熱環境を整えながら意匠性にも配慮しています。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (高窓から差し込む光)

高窓から差し込む光

庭-テラス-リビングと連なる空間構成です。深い軒下が室内への日射を遮り、雨天時にも利用できます。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (室内に面したテラスとスロープ)

室内に面したテラスとスロープ

テラス/スロープが玄関-ダイニング-リビングと連なります。庭との一体感を感じられる一室空間です。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (隅木と登り梁)

隅木と登り梁

現しの隅木と登り梁。455mmピッチでかかり、深い軒をテラスの上に作りました。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (アプローチと庭が見える寝室)

アプローチと庭が見える寝室

寝室からの眺め。左の小窓からはアプローチの飛び石が、右の窓からは主庭が眺められます。壁は現場調合の砂しっくい塗り。窓からの光でコテ跡が照らされています。

府中の家 庭と暮らす終の住処|新築 (夜間通風のための高窓)

夜間通風のための高窓

ダイニングからの眺め。セキュリティに気を配りながら、夜間、南北に風が流れるようにしました。

写真の説明を固定表示

(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)

いい家!
31

この家がいいと思ったらクリック!

手掛けた建築家

設計を担当

用途

自宅

居住者

単身

所在地

東京都府中市

費用

設計・施工:2000万円台中盤(設計監理費含まず)

敷地面積

181㎡

敷地の特徴

旗竿地

延床面積

52㎡

階数

平屋

間取り

1LDK

期間

設計:8ヶ月 、施工:7ヶ月

完成時期

2023年01月

施工会社

友伸建設 株式会社

手掛けた建築家のコメント

設計を担当

東京都府中市に建つ小さな平屋です。庭と暮らしていくための終の住処ですが、あえて高齢者に特化した仕様とせずに、普遍的で心地よい空間づくりを行いました。時間とともに住まい方が変わったとしても、住み続け、住み継げる家になればという想いを込めています。

家づくりのきっかけ・施主の要望

はじめて会ったときに「庭と暮らしたい」と言われた建て主さん。傘寿(80歳)を間近に控え、これまで大切にしてきた庭木を眺め、手入れしながら豊かに暮らしたい、という強い想いがあったようです。夏みかんや柚子の樹を残しながら、小ぶりな住まいへの建て替えを行いました。

この事例の見どころや工夫したところ

大切に育ててきた庭木に寄り添うように、コンパクトな住宅を計画しました。一室空間と水回りから成るL型プランで、南東の庭に向けて開放的な作りです。隣に暮らす子世帯との往来もしやすくしました。主に杉の架構(埼玉県の西川材)、床の桐板、壁の砂しっくいなどの地域材/自然素材で構成しています。

施主の感想

内と外が繋がる家で、明るく開放感があり、快適な暮らしです。とにかく気持ちがいいです。プライバシーが保たれ、日の光を感じながら、庭を眺めながらの、晴れやかな暮らしは最高です。ワンフロアでの生活で家時間が数倍楽しくなりました。建物の美しい佇まい、桐床や砂漆喰壁など自然素材に包まれる暮らしは落ち着きます。空気がやわらかく感じます。毎日まったりとした空間で、友人・知人との会話も増えました。家が変わると、こんなにも平穏な心で暮らせるのだと思いました。大らかな気持ちの毎日です。

事例の進み方

庭を考えることから家づくりを始めました。大切に育ててきた樹々を一部残して、建物を計画。並行して作庭を風(ふわり)の楠耕慈さんに依頼し、アプローチや窓からの樹木の見え方などを検討。建て主さん、娘さんと打合せを繰り返し、細部まで検討を行いました。

印象に残っていること

打合せの時、「幸せ」「本当に楽しみ」とよく言われてた建て主さんの姿が印象的でした。工事期間中も積極的に家づくりに関わられ、ご自身で塗装をされたり、レンガを並べたりもされていました。これから庭木を愛でながら、住みこなしながら住む楽しさも味わってもらえると思います。

パース/模型/CG/スケッチなど

いい家!
31

この家がいいと思ったらクリック!

この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)

所在地

神奈川県川崎市高津区溝口

主な対応エリア

埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 北海道 / 静岡県

上記の対応エリアは目安です。都度ご相談いただければ幸いです。
過去に設計実績のある市町村
(神奈川県)川崎市、横浜市、小田原市、座間市
(東京都)目黒区、世田谷区、渋谷区、新宿区、武蔵野市、立川市、府中市
(千葉県)市川市、流山市
(埼玉県)富士見市
(北海道)当別町、新篠津村、札幌市
(岩手県)陸前高田市

目安の金額

30坪 新築一戸建て

3,000〜4,200万円

60平米 フルリノベ

1,260〜1,800万円

この専門家をよく知るための記事

後藤智揮さんのそのほかの住宅事例

もっと見る

この住宅事例を見ている人におすすめ

もっと見る

この住宅事例に関連するキーワード

手掛けた建築家

後藤智揮

@神奈川県