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敷地は琵琶湖東部の水郷地帯。敷地は集落の南端、広大な田園地帯に面し、東には山並み、西には湖の向こうの湖西の山々も望むことができるすばらしいロケーションでした。敷地の夕暮れは美しく、暮れることを感じることをテーマにしました。
施主のご要望
・敷地西側の眺望を取り入れる
・平屋または平屋に近い構成
・縁側のような空間
・南北のぬけ
・インナーテラス
・インナーガレージと台所への動線
・小さな和室
・サンルーム物干と衣類収納を隣接
・水廻りの清掃性
現地の夕暮れを、西から差す直射光と湖からの明るさに加え、インナーテラスの土間からの反射光を天井でとらえることにより、夕陽と呼応する空間が作れないかと考えました。
LDK南には、広がる美しい田園風景を望むため、横長窓が設置しました。それに加え、西の景色を望むため、インナーテラスとそれにつながる西向きの窓があります。インナーテラスからは外気を感じながら、直接日没を見ることができます。居間のソファからは直接太陽を見ることはなく、西から差す強い光を天井の杉板に当てながら宅内に導くことで、杉の赤みで、夕陽をより赤く染めようと試みました。
竣工したお宅のソファから夕陽で光っている湖を建主と見れたこと
湖まで距離があり、高低差もないため、お昼間はなかなか湖の存在に気づきませんでしたが、夕刻水面が光り出した様子を建主が見つけて下さいました。