家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
住宅兼家具工房のショールーム。古民家の良さを残し、地球に還る材料の採用や工房から出る木片を熱源に利用することを希望。
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計を担当
家具工房を営むご家族のための住宅兼家具のショールームです。また親世帯はセカンドハウスとして利用します。敷地は北が斜面の丘の上にあり、主屋、板倉、倉庫2棟が建っていて、そのうち主屋を改修する計画でした。
プランはエントランスのある東側は若世帯のスペース、建物中央のLDKを挟んで、暖かな南西に親世帯の座敷を用意し、その北側が水回りとしています。
家具工房のショールームになるということで、古民家の個性的な木構造を尊重しながら、家具工房の作品のデザイン要素を織り込み、補強・再生することで、展示物と一体となる建物をめざしました。
施主は、持続可能な生活を形にしたいという強い意志があり、古い建物の再利用、地球に還る材料として木、土、紙、断熱材の羊毛をメインに工業製品のガラスとサッシなどを構成要素とすること、日々工房から出る木片を熱源に利用することを希望されていました。
段丘上の眺望を生かすため北にも大きい窓を配置し、内側には断熱性のあるスクリーンを設置しています。寒さの厳しい地域ですので、窓廻りの気密性や内部障子の追加など寒さ対策に配慮しました。
北の遠景や緑を楽しめる台所の窓廻りや浴室が特にお気に入りと言っていただいています。