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子ども部屋への入口
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設計、施工を担当
お子様が生まれてからずっと住まわれていた東京都文京区のマンションの一室を、フルリノベーションされたファミリーのお住まいです。
お子様たちが成長し、子ども部屋を作りたいけれど、場所は離れたくないということで、今まで住まわれていた部屋から一時退去し、フルリノベーションをされました。
また共働きでお忙しく、片付けも苦手でいらっしゃるということで、片付けがしやすい家にしたいというご要望もありました。
お子様が2人いらっしゃるということもあり、とにかくモノが多く、足の踏み場もないほど、荷物が廊下まで溢れていました。クローゼットの中で取り出せなくなっているものがあるほどで、まずはその課題を解消することが先決でした。
人が通れる通路を確保しつつ、きっちり収納ができる家にするために、家の中心部に大きなウォークスルークローゼットを作りました。
収納をできるかぎり1カ所に集中させることで、モノの量を把握できるようになります。また、ウォークスルーにすることで、取り出せないモノを発生させないようにすること、動線を塞がないことを狙いとしました。
また、収納プランもこちらでご用意し、「オムツはここ」「おもちゃはここ」と、収納するモノの配置までこちらで考えてご提案させていただきました。
とても喜んでくださって、引き渡し時には、その場でシャンパンを開けてくださいました（笑）。
お子様たちが将来「実家」と呼ぶようになる頃に、「帰りたくないような恥ずかしくなるような実家でありたくない」という思いもあったとのことで、今はすっきりと片付けられた住まいに大変ご満足いただいています。
施工後も、年に一度、ホームパーティーにご招待いただいており、その日を設けることで、家をきれいに保つモチベーションにされているそうです。長くお付き合いをしていただけていて、とてもうれしく思っています。
2週に1回ほどお打ち合わせをし、内容を詰めていきました。ダイニングテーブルで使われている一枚板は、ご家族とご一緒に静岡県にある材木店まで伺い、お子様に唯一無二の板を選んでもらいました。
実際に住まわれていた家をリノベーションしているため、住み心地の変化を前後比較しやすい一件でした。「段違いに住みやすくなった」と、実感されているお声をいただけたことは、デザイナー冥利に尽きました。
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