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動線を整理するだけで部屋をきれいに保つことに成功。信頼できる専門家と「暮らしやすさとのバランスを考えるのが大切」。
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設計、施工、監理を担当
次に引っ越すときは自分たちなりの家をリノベーションで作りたいと思われていたという。数社に相談した中で、そのバランスが一番取れていたのがインテリックス空間設計だったそう。マンションリノベに特化していることも安心材料のひとつだったようだ。
デザインはホテルのような雰囲気を持たせつつ、暮らしやすさ、そして片付けやすさを基本に考えた。
「暮らしやすさ:オシャレ=8:2のバランスを大切にしたいと思っていました」と奥様。
旦那様のご希望は、仕事から帰ってくつろぐリビングになるべく物を置かないスッキリした空間が保てる家。そこで奥様は、散らかる物は何か?何が散らかる原因かを考え、一つ一つ解決したという。
ひとつが仕事道具だが、リビングダイニングの入口にワークスペースを作ったことで解決。リモートワークにもスムーズに対応できたという。
もうひとつが洗濯物。部屋干しをリビングで行うとどうしても雑然としてしまうので、寝室の日当りが良いスペースで部屋干しをすることにし、洗濯機~部屋干し~収納の動線も含めて間取りを考え、リビングに洗濯物が通過することがないようにした。結果、自然とリビングのキレイが保てるようになったそう。
最初に予算を率直に伝えつつ、希望を全て盛り込んだ見積は予算をオーバーしたが、そこから予算に合わせてコストをかけなくても良い部分を見極めたそう。例えばキッチンと洗面台。ダブルボウルで汚れにくく掃除が簡単な洗面台に比べ、キッチンは家族だけが目にするものだからと一番リーズナブルなものにしたという。キャビネットの扉を揃えたので、トータル感のある仕上がりになっている。
もともとキッチンと洗面室の間にあった壁を壊してつなげたいと希望したが、工事が始まってみないと壊せる壁かどうか分からないと言われて、結論がでるまでドキドキだったそう。
無事にキッチンと洗面室がつながる、家事のしやすい動線が確保できると分かったときはうれしかったと奥様。
ご自身の性格や家族の生活スタイルを冷静に見つめて、苦手な片付けも無理せず整理整頓ができる間取りが完成。
「雑誌を見るとどれも素敵で夢が広がりますが、最初の気合いだけではオシャレを維持できません。信頼できるプロの意見をきちんと聞いて、暮らしやすさとのバランスを考えるのが大切だと思います」
コーディネートはプロに任せるのが間違いないと思い、イメージを伝え、デザインや色の組み合わせを提案してもらったという。そこに自身が選んだ家具やアートなど、小物のセンスが光る
美しく保ち続けるのは自分には難しいのでキッチンはあえてクローズドにしたが、ダイニングとの動線はスムーズ。玄関からは洗面室を通ってキッチンに入ることもできる。
リビングダイニングの入口に設けたワークスペースのおかげで、以前はリビングに雑然とあった仕事道具がまとめられた。このスペースのおかげでリモートワークにもスムーズに対応できたという。
こまごまとした調味料や雑貨類で雑然としやすいキッチンが来客の目に触れないことでストレス軽減。洗面室との間には引き戸を設けたが、普段は開けたまま洗濯に料理にと家事がとてもスムーズ。
ダブルボウルにした洗面台のおかげで朝の渋滞が解消。アートを飾り、タオル掛けは黒のアイアンで統一したオシャレな空間に。洗濯機前に洗濯物バーがあると干す時のひと手間が便利。
奥様が便利でおススメだと教えてくれたのが食器洗浄機と食器棚の配置。洗い終わったものを片づける際に、両方の引き出しをしっかり引き出すと、一歩も動くことなく片付くそう。
寝室にたっぷりと日差しが射す位置を部屋干し場所にして、物干しバーも設置した。乾いたらすぐに収納へ片づけられるのも楽だという。
「トイレは冒険するぐらいでちょうどいい」と建築士のアドバイスがあり、あえて暗めのトーンを希望。数パターン提案してもらった中から選んだのが、大人なグリーン系。