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リノベーションで理想空間を実現したい夫と、新築にしか興味のない妻。意見は正反対!専門家の力量が今試される!?
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設計、施工、プロデュース・コーディネートを担当
共に忙しく働くご夫婦のケーススタディ。気に入っているアパレルショップのような内装空間を実現したいご主人様。新築を好み、リノベーションに興味がない奥様。初回の面談の際、ご夫婦の意見は正反対でした。
お子様が産まれることも見越して、ご要望は大きな公園があり緑が望めることでした。ご夫婦の意思統一問題は、奥様が譲歩することでことが前に進んでいきました。とはいえ条件付きの譲歩です。①築年数は20年以内の物件とすること②空間には上質な仕上がりとすること、このふたつの条件を満たす必要がありました。
設計は、床面積以上に空間を開放的にする目的でガラス素材を多用しています。外周部の床にモルタル素材を走らせたり、部屋同士の区切りに少し隙間を与えることで、各々が有機的につながることを計画しています。この隙間からは光や風が通り抜け、とても心地よい家となりました。
ご夫婦ともに満足のいくリノベーションとなったと喜んでくれました。
沿線毎に年間不動産取引数を抽出し、希望に当てはまる物件が年間にどれだけ出てくるかを共有しました。分析派のご主人様はこの数値を見て、検討エリアを絞り込んでいきます。築年数を当初より築浅に、空間構成にも費用がかかることが想定されましたので、物件の価格を抑えることが必要でした。(物件さがし)
引き渡し当日、奥様がリノベーションをして良かったと笑顔だったこと。
造作したオリジナルキッチンは、テーブルと一体型の洗練されたデザイン。空間のシンボルとなりました。
LDKと隣り合う洋室との境壁はガラス製で視線が抜けます。より開放的な感覚になりつつ、洋室側にブラインドを取り付ければプライバシーも保てる設計です。
オーダー製作のアイランドキッチンはテーブルと一体整形。より洗練された印象です。
証明計画は間接照明で統一して、お部屋に優しさと洗練さを与えています。
キッチンバックも造作で製作。空間にフィットするよう努めました。
リビンぐの外周部には土間とベンチを製作。人が座る機能に追加して、TV台など家具としての役割も担います。
土間はLDKからお部屋全体に線を統一して走ります。光が通り抜け角質の明るさを相互補完します。
将来の子供部屋。 オープンな作り込みをしつつ、必要があれば壁の内側にブラインドを取り付けてプライバシーを確保する計画。
主寝室。他室と緩やかにつながりある設計に。WICは子供部屋と共同利用することで省スペースに。
WICは2つの洋室から共同で利用することでスペースを最低限にできている。すなわち、居室の有効面積を増加できる。
壁をガラスにすることで様々な家の表情が望めることがわかった。
壁の一部をガラスとするだけで開放感が大きく助長されることを効果的に利用しました。