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設計、監理、プロデュース・コーディネート、インテリア、その他を担当
お二人のお子様が独立され、長年の単身赴任を終えご自宅でのくつろいだ時間を送るご主人様と、洋裁がご趣味というこだわり派の奥様が「自分達の暮らしのを楽しむ」ために決断されたスケルトンリノベーションです。水廻りはもちろん配管や断熱などの基本性能を一新。いちばんのお気に入りであるリビングは広々として明るく、しかもすっきりシンプル。パントリーは奥様お手製の籐かごを生かしたおしゃれな空間となりました。奥様こだわりのアイデアが随所に光ります。
【奥様】 このマンションは駅近という好条件と子供たちが転校しないですむ立地(以前は隣町に居住)が気に入って18年前に購入したものです。リノベーションは昨年主人が単身赴任生活に終止符を打ったのをきっかけに、夫婦二人がのびのびと過ごすのに適した住まいにしたいと考え決断しました。子供たちも独立したので、従来の間取りのままではもったいないというのもありました。マルリノさんに決めたのは、セミナーでお会いしたプランナーさんのセンスが私にぴったりだと感じたからです。こちらの思った通りの住まいを提案してくれる予感をすごく感じましたね。
【奥様】 間取りでこだわったのは広くてすっきりとしたリビングと、たっぷりの収納です。子供たちの小学校の時の作品や私の洋裁道具など、とにかくモノが多かったので収納スペースは優先課題でした。寝室につながるウォークスルークローゼットやキッチンのパントリーはとても便利だし、キッチン後ろのクローゼットにもミシンを入れる場所を作ってもらったり(笑)。
思いつくままにその都度プランナーさんにメールを入れて相談しました。そのたびに期待通りのプランやアイデアを提案してもらえるのがうれしかったですね。私の趣味や好みをしっかり理解していただけたんだと思います。
【奥様】 室内の快適さがぜんぜん違うんです。リビングの室内温度は22〜25℃でほぼ一定していて、冬なら暖房もほとんど必要ないくらい。朝夕に1枚余計に羽織るくらいで心地よく過ごせます。特に今まで北側の部屋は寒くて、その頃まだ家にいた娘が部屋にいられなくてリビングで寝ていたくらいでした。おまけに結露が激しくて毎日ふき掃除でタオルがぐっしょり濡れるくらいでしたが、今はすっかり快適な寝室に。音も静かで以前は気になっていた幹線道路の騒音がまったく気にならなくなりました。
燦々と陽射しが降り注ぐ室内は、しっかりとした断熱施工によって、室温がほぼ一定に保たれ快適そのものです。周辺道路の音が気になっていたのも、内窓の効果でほとんど聞こえなくなりました。愛犬の声が外にもれにくくなった事も嬉しいポイントです。
自然の質感が足裏に心地よいナラ床(オイル塗装)が白を基調としたお部屋にしっくり調和。室内で遊ぶ愛犬にもやさしい配慮が床選びにも活きています。キッチンやパントリーも上手に目隠しされ、すっきりとした印象で大切なくつろぎの時間を邪魔しません。
明るく広くなったキッチンはパントリーから「通り抜け」ることも。左側の収納戸棚(上段)は奥様の身長に合わせてやや低めに設えました。空いたスペースに手作りの手芸品がレイアウトされぬくもりを感じます。床は濡れても拭きやすいタイル貼りにしました。
キッチン横に設えたパントリー。扉のないオープン仕様だから、モノの出し入れが便利です。籐かごなど奥様の洋裁テクニックを活かせば収納もこんなにおしゃれになります。
北側のやや広めの部屋を敢えてコンパクトにし、収納力たっぷりのウォークスルークローゼットを設けました。日常の生活品の他、独立されたお子様たちの思い出の品々もらくらく収納できます。
かつては結露で窓がぐっしょり濡れるほどだった北側の個室は、快適な寝室に変身しました。家族を悩ませた冬の寒さは断熱の効果で解消。とても快適に暮らすことができるようになりました。
広く、深さもたっぷりの洗面台をチョイスしました。散歩帰りの愛犬の足洗いにとても便利だとか。明るく広々とした空間にもご満足いただきました。