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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
最初は「ちょっと室内がきれいになればいいかな」くらいの気持ちで始めた60代ご夫婦によるリノベーション計画。想像を上回る大胆な間取り提案に心が動いて、一転、こだわり全開のフルリノベーションになりました。ヨガやダンスもラクラクできるという広々リビングに加え、サニタリールームをぐるりと囲む回遊型動線と新たに設けたウォークスルークローゼットでご家族3人の生活はゆとりたっぷり。さらに風通しもグンと良くなりました。お気に入りの調度品やインテリアに囲まれ、奥様が「一度は暮らしてみたい」と思っていた理想の住まいが完成しました。
元は20年ほど前に両親のために購入したマンション。私たち家族は近所の戸建て住宅に住んでいたのですが、古くて手狭な上に階段なども傾斜が急で、とても老後は住めない状態だったんですね。それで両親が亡くなったのを機会にこのマンションに移りました。最初は部分リフォームを検討、「少しキレイになればいいかな」ぐらいに思っていたのですが、セキスイさんに相談したところ、今までとぜんぜん違う間取りを提案され、その素敵さに引き込まれてしまって一転して全面リノベーションを決心しました。
キッチンには少しこだわりました。最初にいただいたご提案ではリビングのスペースを広くとるため壁付けだったんですけど、壁付けタイプだと家族に背中を向けて仕事をするのがなんとなく寂しくて、それでリビングに対面するL型のキッチンを選びました。庭で家庭菜園をしているのですが、キッチンで料理をしながら、窓越しに庭のグリーンが揺れて見えるのが素敵なんです。また、伯母にもらった大切なチェストもキッチンからよく見えて。チェストの設置位置などはプランナーさんが考えてくれたもので、とても満足しています。
死ぬまでに一度は理想の家に住みたいと思っていたのですが、その夢が叶いました。部屋にいることが一番の幸せです。特に気に入っているのは広いリビング。最初は真ん中にソファを置こうかと思いましたが、せっかくの広さがもったいなくてやめました。天気のいい日は、窓から入る風を感じながら、ここにヨガマットをひいて毎日趣味のヨガを楽しんでいます。それから息子が劇団に所属して演劇をやっているんですが、息子はここでダンスのレッスンをやっていますね(笑)。今は、ヨガ&ダンス用に大きな鏡を探しているところです。
リビング・ダイニングに対面するL字型キッチン。ご家族と向き合いながら料理がしたいという奥様のたってのご希望によりチョイス。キッチンに立つと、窓越しに庭のグリーンが眺められるのもお気に入りポイントのひとつです。
和室とリビングダイニングをまとめて、広いスペースが生まれました。床は自然素材による無垢フローリング。当初は床暖房を希望していた奥様も、今では気持ちいい感触とぬくもり感のある無垢床に大満足とか。
ピアノの左側は玄関に続く廊下。右側は北側の個室に向かってのびるウォークスルークローゼット。室内を自由に歩き回れる回遊型になっています。
ゆとりたっぷりのウォークスルークローゼット。扉を開け放しておくことで、家じゅうに爽やかな風が吹き通ります。
すっきりシンプルに設えられたベッドルーム。淡いピンク色のクロスがさりげなく女性らしさを演出しています。
住まいの中心に位置する洗面・バスルーム。正面の扉の向こう側がウォークスルークローゼットになっており、奥にも手前にも自由に行き来できるのが便利です。バスルームはちょっと可愛いカラーリングにおしゃれな鏡を取り付けました。